Lenovoは昨年12月に「Lenovo Z5 Pro GT」を発表した。このスマホはクアルコムが昨年発表した新しいチップセット「Snapdragon855」を搭載した最初のスマホで、そのパフォーマンスには注目が集まっている。また、「Lenovo Z5 Pro GT」には最大12GBのメモリを搭載しており、パフォーマンスには益々期待が高まっていた。
先日「Lenovo Z5 Pro GT」のベンチマークがGeekbench上から明らかになっていたが、現在ついにAnTuTuベンチマークも明らかになっている。残念ながらメモリは12GBモデルではなく、標準的な8GBメモリのものだ。
「Lenovo Z5 Pro GT」のベンチマーク(AnTuTu)は高いパフォーマンスを記録
8GBのメモリと128GBのストレージを搭載した「Lenovo Z5 Pro GT」のAnTuTuスコアは上記の通りで、AnTuTuスコアは371,273を記録している。このパフォーマンスは過去最高で、この記録によって「Lenovo Z5 Pro GT」が現在最も優れたスマホだ。2018年に発売された3つの「iPhone」よりも高いパフォーマンスを記録している。
また、このAnTuTuスコアはAnTuTuが公式に伝えているもので、フェイクである可能性は限りなく低い。これは、「Snapdragon855」のパフォーマンスにはかなり期待できるということだ。
1世代前の「Snapdragon845」を搭載しているスマホの中でトップクラスに優れたAnTuTuスコアを叩き出していた「OnePlus 6T」が記録したスコアが297,132であったことから、今回の「Lenovo Z5 Pro GT」のスコアを基に計算すると「Snapdragon855」は「Snapdragon845」と比較して約25%向上している。
以前「Exynos9820」を搭載する「Galaxy S10+」のAnTuTuスコアがリーク(発表前)されたが、そのスコアと比較すると約14%パフォーマンスが優れている。「Snapdragon855」を搭載した「Galaxy S10」のAnTuTuスコアにも期待が高まる。
とは言え、AnTuTuベンチマークは同じ端末であってもテスト毎にパフォーマンスにぶれが出るため、平均的なスコアはもう少し劣る可能性はあるとただけ伝えておきたい。また、スマホのパフォーマンスはベンチマークだけでは測ることができないため、あくまでも参考程度にとどめておきたい。
[source Weibo]
[via GizmoChina]