先月Lenovoは新型スマホ「Lenovo Z5 Pro GT」を発表した。このスマホにはクアルコム初の7nmプロセスを採用する「Snapdragon855」チップセットが搭載されるスマホの1つで、現在「Lenovo Z5 Pro GT」のベンチマークスコアがGeekbenchのリストより明らかにされている。

「Lenovo Z5 Pro GT」のベンチマークスコア(Geekbench)は「iPhone XS」に接近

「Lenovo Z5 Pro GT」には前述の通り「Snapdragon855」が搭載されており、今回発見されたベンチマークスコアは6GBのメモリを搭載している。先月発表された際に8GBのメモリが存在することも明らかになっている。

このスマホは全面ディスプレイを実現するスマホの1つで、フロントカメラはスライド式を採用している。これによって画面占有率は95.06%を実現している。ディスプレイサイズは6.39インチ。

さて、発見された「Lenovo Z5 Pro GT」のベンチマークスコアはシングルコアスコアが3,284、マルチコアスコアが10,237だ。2018年に発売されたスマホで最も優れたパフォーマンスを発揮するモデルは「iPhone XS」だ。「iPhone XS」には「Snapdragon855」と同じ7nmプロセスを採用する「A12 Bionic」が搭載されている。このチップセットのGeekbenchのスコアは以下の通り。

  • 「Lenovo Z5 Pro GT」:3,284/10,237
  • 「iPhone XS」:4,807/11,382

この事から、これまでAppleの「iPhone」と「Android」スマホでは大差が開いていたベンチマークスコアがかなり縮まっている。これまでに「Snapdragon855」が発表される前に見てきたベンチマークスコア通り、このチップセットはかなりパフォーマンスに優れていると言えるだろう。実際の使用感の違いなどについては今後「Snapdragon855」搭載デバイスが増えてくる事で徐々に見えてくると思われる。

[via Geeky-Gadgets]

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