
ブロックチェーンは昨年の仮想通貨の盛り上がりやその前後から度々名前を聞くようになり、画期的な技術であると言われていたが、実際のところブロックチェーンがどういう技術なのか理解しているだろうか。
ブロックチェーンについて説明することのできる人は、かなり少ないはずだ。
日本人のブロックチェーンのの認識については分からないが、ぼんやりでも説明できる人は、少ないと思われる。
ブロックチェーン技術が凄いらしいことは聞いたことあるけど、実際どんな技術かは知らないし、本当に凄いの?信用できるの?と考えているのは決して日本人だけではないようだ。
最近の調べによると、イギリス人の35%はブロックチェーンがどういう技術であるかを十分に認識していないという。
また、実際にブロックチェーン技術が何かを理解できていないことから、ブロックチェーン技術を使用している組織を信用していないようだ。
そもそもイギリス人の53%がそもそもブロックチェーンについて聞いたことがないようだ。
更に上記で述べたように、ブロックチェーン技術が実際に何であるかを正確に説明することのできる人は18%だという。
イギリス人も信用していないブロックチェーン
これらの研究はIP Expo Europeのトレードショーで明らかになったもので、ブロックチェーンが実際どういったものであるかを理解している人でも、その技術を応用することはまだ難しいようで、神経質になるようだ。
興味深いことにブロックチェーン技術に精通している人の11%は、ブロックチェーン技術を使用しているビジネスを信用していない。
ブロックチェーン技術について説明することのできる層は恐らくプログラミングに何かしらの知見がある人が多いはずだ。
EP Expo Europeのディレクターを務めるAndy Steed氏も、「ブロックチェーン技術は、業界人の多くも頭を抱えながら試行錯誤を繰り返している技術なので、一般市民がブロックチェーンを知らないことや信頼しないことは驚くべきことではない。」と述べている。
しかしブロックチェーン技術はセキュリティ面だけでなく、今後の医療場面においても画期的な技術で今後の世の中に無くてはならない技術になると言われている。
そのことから日本の企業も今後ブロックチェーン技術を使用するビジネスに参入する可能性は大いにある。
エンジニアだけでなく企業はブロックチェーン技術をただ導入し伝えるだけでなく、顧客が理解しやすい言葉に変換して説明する必要があるだろう。
ブロックチェーン技術を今後使用する可能性がある、ブロックチェーンについて興味があるというエンジニアや、エンジニア候補生は今からブロックチェーン技術を学び始めても良いかもしれない。
ブロックチェーン技術が企業で当たり前に使用される世の中になっていくのであれば、ブロックチェーン技術に知見のある人は重宝されるはずだ。
ブロックチェーン技術について学ぶ方法はいくつかあるが、この技術仮想通貨等で大いに賑わったことから、本当に知見のある人ばかりが説明しているわけではないように思っている。
ブロックチェーンに限らず新興技術は、それぞれの解釈が多く存在し、混乱のもとになる。
そのため正しいブロックチェーン技術を身につけるために、TechAcademyのような教育サイトでの技術習得をオススメしたい。
もちろん取っ掛かりはウェブでの情報収集でも良いのだろうが、本当に使えるものにしたいのであれば、検討して良いのではないだろうか。
[via techradar]