Google LensはGoogleアシスタントのときと同じように当初Pixel独占機能としてリリースされた。
その後互換性のある他のスマホにも移行されており、今ではXiaomi、Sony、OnePlus、Asusや日本ではあまり馴染みのない多くのメーカーのカメラアプリに組み込まれている。
今回Google I/Oイベントで新たにGoogle Lensの素晴らしい機能がいくつか公開されたので、それぞれGIF画像と共に簡単に解説してみようとおもう。
スマートテキスト選択
カメラに映し出されたテキストをクリックするとLensは認識したその文字やモノについて詳しく説明してくれる。
スマートテキスト選択と呼ばれるこの機能は、カメラ内のテキストを認識することができ、更にそのテキストをコピーしてブラウザや、チャット画面に貼り付けることもできてしまう。
このスマートテキスト選択機能は外国語で書かれた意味の理解できない文字でさえ、単語ごとに理解するのに大きく役立つ。
1番Google Lensの素晴らしさを感じやすそうな場面と言えば、海外旅行だ。
駅やレストランにいた場合、読めない駅名や料理の名前が表示されていてもGoogle Lensのスマートテキスト選択を使えば現地の人と遅延なくコミュニケーションが図れるだろう。
映像の文字を認識して翻訳するといった機能は実装までに正直もう少し年月を要すると思っていたが、Google恐るべしといったところだ。
スタイルマッチ
他にも文字だけでなく、衣服やアクセサリーをGoogle Lensで見てみると、瞬時にそのアイテムがどういうものなのか調べて、販売ショップや類似品を表示する。
Google Lensをサポートしているデバイスではカメラアプリでリアルタイムに動作するようになっている。
ユーザーは、調べたいアイテムを選択して表示されるまでに待たなくて良いのだ。
スマホに搭載されている機械学習とクラウドコンポーネントによって、Google Lensはユーザーに瞬時に結果を返すことを実現している。