メトロエクソダスが先日より発売を開始している。このゲームはPC・PS4・Xbox One等の機器で発売されている。当然、最も優れたパフォーマンスを発揮することができるのはPC版だ。
とはいえ、PC版「メトロエクソダス」の要求スペックは他のゲームと比較するとやや高め。1920×1080のフルHD解像度でプレイする場合は他のゲームとそれ程要求スペックは高いとは言えないが、「メトロエクソダス」を4K解像度で快適にプレイしようと思うとどうしても必要なスペックはかなり高くなってしまう。
そのため、より簡単にプレイすることのできるPS4やXbox Oneで「メトロエクソダス」をプレイしようと考えているユーザーも多いと思うのだが、現在Digital Foundryの調べによって「メトロエクソダス」のPS4やXbox Oneでのパフォーマンスについて明らかにされている。
「メトロエクソダス」をPS4やXbox Oneならどちらが快適?
上記がDigital Foundryが公開した「メトロエクソダス」のパフォーマンス比較動画。上記画像に基づいて簡単に解説してみたいと思う。動画は「PS4」・「PS4 Pro」・「Xbox One S」・「Xbox One X」の4デバイスのパフォーマンスを紹介している。
まず、「メトロエクソダス」は「Xbox One X」のみがネイティブ4K解像度で動作する。「PS4 Pro」は最大1440pの解像度でプレイすることができる。また、通常版の「PS4」は常にフルHD解像度で動作し、「Xbox One S」は最低900pまで引き下げることのできる動的(ダイナミック)解像度で動作する。
これらのコンソールは解像度がそもそも違うため、フレームレートだけでパフォーマンスを比較することができないが、フレームレートだけで見ると最も安定しているコンソールは「Xbox One S」のようだ。ただし、「Xbox One S」の「メトロエクソダス」は解像度が900pまで引き下がることがあるため、常に美しい映像でプレイできるかと言われると数値上そうではない。
また、ネイティブ4K解像度で動作する「Xbox One X」も快適にプレイできると言えるだろう。これも基本的に30FPSでの安定動作を実現しているため非常に快適だと言えるが、たまにフレームレートが落ちることがある。
次に「PS4 Pro」だがこれは1440Pの解像度で動作し、フレームレートは30FPSで基本的には安定していると言える。しかし動きが激しい場面やオブジェクトが多い場面では20FPS台まで落ち込むことが確認できる。
フレームレートでの比較で行けば最も劣悪なパフォーマンスなのが「PS4」だ。「PS4」の「メトロエクソダス」は常にではないが時々15FPS近くまでフレームレートが落ち込むことが確認されている。20FPS台であればまだプレイできるが、15FPSまで落ち込むと目に見えて重たいと感じるはずだ。これはあまり良いとは言えない。
結論から言って、これらのコンソールで最も綺麗で最も快適にプレイできると言えるのは「Xbox One X」だ。次に「PS4 Pro」か「Xbox One S」、そして「PS4」だろう。
また、「PS4」と「Xbox One」(どちらもProとXを含む)では色の表現の面で言えば圧倒的に「Xbox One」の方が優れていると言える。2つの映像を見比べると分かるが、PS4版はXbox One版に比べて全体的に白い。ガンマ値が高いということだ。
それに対してXbox Oneはガンマ値が適切に設定できているおかげか、黒の表現が綺麗だ。他の場面に置いても全体的に映像美に優れているのは「Xbox One」だと言えるだろう。
何度も言うように、コストは掛かるが最も綺麗で最も快適にプレイすることができるのはPC版だ。PC版「メトロエクソダス」をプレイするために必要なスペックやおすすめPCは以下より確認できる。
[via wccftech]