Appleは「iPhone XS」と、より大きなディスプレイを持つ「iPhone XS Max」が発売され、多くのユーザーによって魅力のあるスマホだと言われてきた。
良い面も目立つが、当然改善しなければならない点も出てくるというのが、新しい製品の定め。
この新製品を手にとった多くのユーザーから、記事執筆時点(10/2)で「iPhone XS」と「iPhone XS Max」で発生している不具合が明らかになってきた。
目次
「iPhone XS, iPhone XS Max」の発売直後より報告されている不具合について
Appleの新しい「iPhone」が発売されて以降、報告されてている不具合は大きく4つあり、10月2日時点では修正されていない。
今後修正される可能性は高いものの、新しい「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を購入しようと考えているユーザーは把握しておいて損はしないはずだ。
最新の「iOS12.0.1」で以下に上げているLightningケーブルの不具合が修正されているようだ。
LTEとWi-Fiに関する不具合のうち、Wi-Fiに関するものも修正されている。
Lightningケーブルを接続しても充電されない問題
この問題は、上記見出しタイトルの意味のままだが、画面が消えている時にLightningケーブルを挿しても「iPhone XS」と「iPhone XS Max」が充電されないという報告がある。
じゃあ、充電できないの?という点だが、Lightningケーブルが接続された状態で、ディスプレイがオンになれば問題なく認識されるようだ。
この問題は、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」でのみ発生している問題ではなく、どうやら古いモデルでも発生しているようだ。
ユーザーによっては「iPhone」だけでなく「iPad」でも発生していると報告していることから、この問題は「iOS12」の不具合ではないかと言われている。
ハードウェア的な問題ではなく、ソフトウェアが不具合の原因であればAppleの今後のアップデートで修正される可能性が高い。
以下の動画がこのLightningケーブルを接続しても充電されない問題がどういう不具合なのか示してくれている。
Wi-FiとLTEの接続状態が良くない
発売後直ぐに「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を購入したユーザーによると、Wi-FiとLTEの接続状態が「iPhone X」等のモデルと比べて安定しないと報告している。
報告されている内容によると、この問題は特定のキャリアで発生している問題ではなく、多くの地域で発生しているようだ。
また、この問題は5GHz帯のネットワークで顕著に現れているようだ。
この問題が、ハードウェアによるものかソフトウェアによるものかは、議論が割れているため現時点では何とも言えないが、この問題自体はAppleは既に認識しているため、ソフトウェアによるものであれば今後のアップデートで修正される可能性が高いだろう。
ディスプレイに緑の線が入ってしまう問題
この問題は「iPhone XS」と「iPhone XS Max」によるものというわけではなく、多くのスマホが使用しているOLEDパネルで発生することがある問題と言える。
そのためこの問題自体は「iPhone X」の際にも報告されていたが、オーストラリアのユーザーによると、「iPhone XS Max」で画面に緑の線が入ると報告している。
この問題はユーザーの過失によって発生したものではない場合、Appleの交換対象になるはずだ。
自分の「iPhone」に変な線が表示されてる場合は、一度キャリアかAppleストアに相談に行ってみることをオススメする。
自撮りの際に勝手に美肌加工を施す不具合
「iPhone XS」と「iPhone XS Max」のフロントカメラで自撮りを行うと、自動で肌が綺麗になる美肌加工が行われると報告している。
この「ビューティーモード」は新しい「スマートHDR」機能に統合されているものとみられる。
そのため現時点でこの勝手に美肌加工が行われてしまう問題に対処するには「スマートHDR」機能をオフにする必要がある。
これは、「スマートHDR」の恩恵を全く受けられないことを意味しているため、ユーザーにとっては早く解決してほしいところだ。
この問題は明らかにソフトウェアによるものなので、Appleの意向次第で修正される可能性があるだろう。
これらが、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」が発売されて以降、報告されている大きな問題だ。
今後修正される可能性が高い、及び交換によって解決できる問題が多いとみられるものの、10月2日時点では修正されていないようなので「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を購入しようと考えているユーザーは把握しておいたほうが良いだろう。