Appleが新しく発売を開始した「iPad Pro」は先に発売されていた「iPhone XS」に搭載されている7nmプロセスの「A12 Bionic」を更に強化した「A12X」チップセットが搭載されている。
そのパフォーマンスの凄まじさは先日の「A12X」のベンチマーク(Geekbench)より明らかになっていたが、今回新たにAnTuTuによるベンチマークスコアも明らかになっている。
AnTuTuスコアが明らかになったことで「A12X」の性能の高さが改めて明らかになり、現行最も強力なチップセットとして確立している。
新型「iPad Pro」に搭載されている「A12X」のベンチマークスコアについて - AnTuTu
「iPhone XS」や「iPhone XS Max」に搭載されている「A12 Bionic」のAnTuTuスコアが35万を超え、37万点を観測していた。
その時点でAppleの「A12 Bionic」が現行最も優れたチップセットであることは間違いなかったが、そのチップセットをさらに改良した「A12X」では更に優れたスコアを叩き出している。
画像を見てもらえれば分かるように「A12X」が搭載されている新型「iPad Pro」のAnTuTuスコアは37万点を大きく超えた、"557679"という驚異的なスコアを叩き出している。
「A12X」は「A12 Bionic」と比較してCPU性能も少し向上していることが確認できるが、圧倒的にGPU性能が向上している。
「A12 Bionic」の「iPhone XS Max」がGPU性能"153514"に対して、「A12X」の新型「iPad Pro」はほぼ2倍の"315108"だ。
「A12X」を搭載している新型「iPad Pro」はAnTuTuスコアが50万点を超える最初のiOSデバイスで、Geekbenchのときにも明らかだったように現行最も優れたチップセットであることは間違いなさそうだ。