Appleは新型の「iPhone」と一緒に発表し、現在発売を開始している「Apple Watch Serires4」は世界中で好評だが、致命的な不具合を抱えていることが明らかになっている。

結論から言ってこの不具合はソフトウェアに起因するものであるため、今後のアップデートで修正される可能性が高い。またこの不具合は日本国内のユーザーにとっては影響は殆ど無いはずだ。

さて、実際の不具合の内容だが9to5Macが報告した内容によると、「Apple Watch Serires4」をサマータイムを導入している国や地域で利用すると、「Apple Watch」がクラッシュしてバッテリー容量がなくなるまで永遠に再起動ループに陥る可能性があるという。

この不具合は先日からサマータイムが開始になったオーストラリアのユーザーから報告されたもので、「Apple Watch Serires4」から実装されたインフォグラフモジュラーの文字盤でアクティビティのコンプリケーションを利用しているとサマータイムの時差を正しく処理できずにクラッシュするという。

クラッシュすると、「Apple Watch」はバッテリー容量が0%になるまで再起動を繰り返し、デバイスが使用できないという。

サマータイムによる時差で処理が正常に完了できない

もう少しクラッシュの原因を噛み砕いてみると、「Apple Watch Serires4」のインフォグラフモジュラーの文字盤にあるアクティビティのコンプリケーションは1時間毎に刻まれた目盛りが24時間分あるが、サマータイムによって時間が変更になり、必要な目盛りが1つ減ることで処理が正常に完了できないということのようだ。

根本的な解決法はAppleによるソフトウェアアップデートを待つ他ないのだが、一時的な回避方法として「iPhone」のWatchアプリからインフォグラフモジュラーの文字盤を削除することで、クラッシュは防げるようだ。

また、インフォグラフモジュラーの機能は日付が変更になることで正常に機能するという。

サマータイムは多くの地域で導入されている制度でヨーロッパ地域では10月末に、アメリカでは11月頭にサマータイムが終了する予定であることから、Appleは近いうちにこの不具合を修正するアップデートをリリースすると思われる。

[via 気になる、記になる]

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