2018年はいくつかのメーカーより「ゲーミングスマホ」と分類付けられた新しいジャンルのスマホが発売された。Razerは「Razer Phone2」、ASUSは「ROG Phone」と呼ばれるゲーミングスマホを発売している。日本ではいまいち知名度が高くないが実は、Xiaomiもゲーミングスマホを発売しておりXiaomiのゲーミングスマホは「Xiaomi Black Shark」と呼ばれる。「Black Shark」はクアルコムの「Snapdragon845」チップセットを搭載しているため現在発売されているフラッグシップモデルと遜色のないパフォーマンスを発揮することが出来る。標準モデルの「Black Shark」が発売された後、早い段階で「Black Shark Hero」と呼ばれる改良版のモデルが販売されていたが、最新の情報によるとXiaomiは現在新しいゲーミングスマホを開発しているようだ。

Xiaomiは「Black Shark Skywalker」のベンチマークスコア(Geekbench)がリーク

Xiaomiが現在「Black Shark Skywalker」と呼ばれる新しいゲーミングスマホを開発しているということはGeekbench上で明らかになった上記のベンチマークスコアだ。このベンチマークにはデバイス名が「Black Shark Skywalker」と示されており、いくつかのスペックも明らかになっている。

上記のベンチマークに基づくと「Black Shark Skywalker」のスペックは8GBのメモリを搭載しており、実行OSは「Android 9.0 Pie」の最新OSで動作していることが分かる。また実際のベンチマークスコアだが、シングルコアスコアが3,494、マルチコアスコアが11,149と驚異的なパフォーマンスを示している。2018年末までに発売されたフラッグシップスマホには「Snapdragon845」と呼ばれるチップセットが搭載されているのだが、「Snapdragon845」ではこれだけのパフォーマンスを発揮するのはほぼ不可能だ。余程OS、つまりソフトウェアの作り込み及び最適化をできたとしても恐らくこれだけのパフォーマンスを発揮するのは難しい。OSの作り込みに定評のあるOnePlusの845搭載モデル「OnePlus 6T」でも10,000超えのスコアは達成できていない。

上記の理由もあり「Black Shark Skywalker」は12月に発表された最新チップセット「Snapdragon855」が搭載されている可能性が高い。「Snapdragon855」はクアルコム初の7nmプロセスを採用したハイエンドチップセットで、Samsungの「Galaxy S10」等への搭載が期待視されている。

Xiaomiは「Black Shark Skywalker」と示されたモデルを開発している可能性は高いが、これまでにこのデバイスに関する情報を聞いていない。実際のデザインなどは今後の情報を待って見る必要があるが、ゲーミングスマホは価格が通常のスマホよりも高いことが多く、Xiaomiは製造コストを削減するためにデザインを現行モデルを引き継ぐ可能性がある。また、今回発見されたベンチマークのモデルは8GBのメモリを搭載しているが、現在10GBのメモリを搭載しているモデルやLenovoが間もなく12GBのメモリを搭載したモデル(Z5 Pro GT)を発表することから、より多くのメモリを搭載したモデルが存在する可能性は高い。

その他スペック情報や特徴的な機能などについては今後の情報を待つ必要があるが、Xiaomiは「Black Shark Skywalker」と呼ばれる新しいゲーミングスマホを開発しているようだ。勿論、今回の情報がフェイクである可能性も否定出来ないため、それらも併せて今後の情報に期待したい。

[source GeekBench]
[via wccftech]

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