source:Royole

Samsungが折りたたみスマホ(Galaxy F?)を開発中であり、今月開催予定のSDC2018で発表すると伝えられている。

これまでSamsungが開発した折りたたみスマホが世界で最初の折りたたみスマホになると言われてきたが、現在米国に拠点を置くRoyoleという会社によって世界初の折りたたみスマホが発表されている。

Royoleが発表した折りたたみスマホは「Royole FlexPai」と呼ばれる。

「Royole FlexPai」の特徴について

「FlexPai」は折りたたみスマホという最大の特徴から、フレキシブルなAMOLEDディスプレイを採用している。

また、その特徴から様々な解像度とアスペクト比を実現することができ、4:3、16:9、そして18:9のアスペクト比を実現することができるという。折りたたみ時の解像度は1440×390になり、この場合のアスペクト比は21:6になるとのこと。

折りたたんだ状態から開いた状態に移行すると画面の表示が切り替わるが、全ての電話やメッセージ、メール送信や動画視聴などを中断すること無くアプリを利用することができるという。

世界初の折りたたみスマホで前例がないためバッテリーの消費がどれほどのものか分からないが、「FlexPai」が急速充電に対応しているため、5分でバッテリーを20%回復させることができる。

また折りたたみスマホで最も気になるのがその耐久性。

何度も曲げ伸ばししていると曲がる部分が弱くなってくるんじゃないか、最悪折れたりしない?等様々な懸念事項があるが、「FlexPai」で実施した耐久性テストでは、20万回以上の曲げ伸ばしテストでも不具合は起きず耐久性には自信があるとのこと。

「Royole FlexPai」のスペックについて

「FlexPai」は7.8インチのFlexible AMOLEDディスプレイが搭載されており、解像度は1920×1440を実現しアスペクト比は4:3。(折りたたんでいない場合)

「FlexPai」には現在未発表ながらクアルコムの次世代プロセッサが搭載されることが公式にアナウンスされているため、「Snapdragon8150(855)」が搭載される。

また、メモリは8GBと通常のスマホのフラッグシップと全く遜色ない容量が搭載される。ストレージについても大容量で内蔵ストレージが256GBになり、拡張用スロットとしてmicroSDカードをサポートしており、最大256GBをサポートしているため、最大512GBのストレージを実現することが可能だ。

バッテリー容量は3800mAhと大容量だが、これは通常のスマホに搭載されているバッテリー容量から見た場合であり、折りたたみスマホのバッテリー消費がどれくらいのものなのか分からないため、現時点でなんとも言えない。

通常のスマホと変わらないバッテリー消費であれば十分大容量だ。

カメラはデュアルカメラで構成され、20MP+16MP(F/1.8)のセンサーが搭載されている。

このカメラはオートフォーカス機能やOIS(光学式手ぶれ補正)機能がサポートされており、実際の写真を見てからの判断にはなるがスペック上は比較的性能の良いカメラと言えるのではないだろうか。

OSはGoogleの「Android 9.0 Pie」をベースに作られた「Water OS 1.0」が搭載される。

以下詳細なスペック一覧だ。

寸法 134(縦幅)×190.35(横幅)×7.6(厚み) /320g(重さ)
ディスプレイ 7.8インチ Flexible AMOLED
解像度/アスペクト比 1920×1440 / 4:3 (拡張時)
チップセット Snapdragon8150
GPU Adreno640
メモリ 8GB
ストレージ 256GB
カメラ 16MP+20MP(F/1.8)(OIS+オートフォーカス)
バッテリー 3800mAh(5V/5A)急速充電対応
指紋認証 対応
ネットワーク対応バンドGSM/GPRS/EDGE
B2/B3/B5/B8
-UMTS
B1/B2/B5/B8
-CDMA BC0
BC0
-TD-SCDMA
B34/B39
-LTE FDD
B1/B3/B4/B7/B8/B12
-LTE TDD
B34/B38/B39/B40/B41
センサー
周囲光、近接度、加速度計、多軸ジャイロ、コンパス、ホール効果センサー、バロメーター

「Royole FlexPai」の価格について

「FlexPai」にはストレージが128GBと256GBの2つのモデルから購入することができるが、128GBのモデルが1588ドルから(約18万円)と、知ってはいたがやはり高い。

これは次世代技術を多分に盛り込んだ新しいデバイスであるため、致し方ない。

256GBモデルは1759ドル(約20万円)から販売される予定で、現在予約を受付中である。

Samsungが世界初の折りたたみスマホを発表したいと意気込んでいたが、その夢は叶わず世界初の折りたたみスマホはRoyoleの「FlexPai」となった。

実際の発売日は現時点でアナウンスされていないが、少なくともクアルコムの「Snapdragon8150(855)」の発表以降になるはずだ。

[source Royole/FlexPai] 
[via Geeky Gadgets]

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