OnePlusはスマホのソフトウェア「OxygenOS」のアップデートには3つの種類が存在する。

一部の限られたユーザー向けに用意される「クローズドベータ」、新機能を先行的に試したいユーザー向けの「オープンベータ」、そして全てのOnePlusユーザー向けにリリースされる「Official Release」(OTA)、安定版と呼ばれるやつだ。

OnePlusはこれまでこれらのアップデート頻度を以下のように定めていた。

  • クローズドベータ:月に約4回のアップデート
  • オープンベータ:月に2回のアップデート
  • 公式安定版:1~2ヶ月に1回のアップデート

これらのアップデートスケジュールは2016年に定められたものだが、当時とは状況が変わっていることからOnePlusはアップデートスケジュールを変更することを正式に伝えている。(通知以前からこのスケジュールはあまり守られていないかった)

【2020年~】OnePlus「OxygenOS」のアップデートスケジュール

OnePlusが新しく定めた各種アップデートの予定は以下の通り。

  • クローズドベータ:月に2回のアップデート
  • オープンベータ:月に1回のアップデート
  • 公式安定版:1~2ヶ月に1回のアップデート(変更なし)

 

理由は4年前に計画された各種ビルドの活用方針とは異なる形で各ビルドが活用されておりベータビルドを日常生活のメインビルドとして利用しているユーザーが増えているためだ。

これまでOnePlusはクローズドベータでの初期品質テストをクリアしたものをオープンベータビルドに実装していた。しかし、これはオープンベータビルド時点ではソフトウェアの品質が安定版に実装するレベルではないことを意味する。しかしながら多くのユーザーがオープンベータビルドを日常生活のメインとして使用している背景がある。

そういう背景があるならオープンベータビルドに実装する品質レベルをより高める必要があるということだ。OnePlusはより安定した信頼できるエクスペリエンスを提供することを望んでいるため、今まで以上にベータビルドのリリースにより多くの時間を費やすということだ。

「OxygenOS」の各種ビルドの目的

クローズドベータ

  • 旧:月に4回のアップデート
  • 新:月に2回のアップデート

 

OnePlusの「OxygenOS」はここから始まる。このビルドは「アルファビルド」と呼ばれることもある。

このビルドではOnePlusのソフトウェアチームが新しいコード(時には実験的な)や機能をテストする。クローズドベータビルドでの大きな目標は、新しいアイディアに冠する最初のフィードバックを得ることで、このビルドでは洗練されたソフトウェアの安定性には欠けるが、いち早く新しい機能に触れることができる。

新しいコードや機能の多くは、公開の数週間前から数ヶ月前にクローズドベータビルドとしてテストされる。クローズドベータビルドを試す方法は認定されたクローズドベータテスターの申請をする必要がある。

クローズドベータテスターは通常、各デバイスごとに約100名しか存在しないため、選別されたエリートのみがこの段階で新しい機能にアクセスすることができる。

因みに、「OnePlus 8」シリーズのクローズドベータプログラムがもう間もなく開始されるようだ。

オープンベータ

  • 旧:月に2回のアップデート
  • 新:月に1回のアップデート

 

新機能や以前のソフトウェアからの変更点がクローズドベータの初期品質テストに合格すると、オープンベータビルドに実装される。

これらのビルドは誰でも試すことができ、クローズドベータビルドと比較してソフトウェアがより安定している。そのため重大な不具合(バグ)を含む可能性が低いことを保証するためにフィードバックを収集し実装するための努力を倍増させている。

オープンベータは、フィードバックとバグテストのための半公開ステップの第2段階であり、最高のコードだけが正式にリリースされることを保証する。

安定版

  • 旧:1~2ヶ月に1回
  • 新:1~2ヶ月に1回

 

ご存知の通り、ここが最終段階。クローズドベータとオープンベータを通して内部及びコミュニティからのフィードバックを何度か受けたコードの内、最高のものが「OxygenOS」の安定版としてリリースされる。

これらは何らかのベータプログラムに参加していない場合、OTA経由で自動的にユーザーのスマホに送られるアップデート。つまり、このアップデートが世界中のすべてのOnePlusユーザーに配信されるということだ。

安定版アップデートはその名の通り安定しており、洗練されているがそれでも尚フィードバック収集は継続される。

機能リクエストやバグレポートの収集と分析を続けており、フィードバックプロセスをより良いものにするために実際にはいくつかの大きなことを行っている。

 

まとめ

以上がOnePlusがフォーラム上で通知した内容のまとめと意訳。

 

今回の変更により、オープンベータビルドのアップデート頻度が約半分に。安定版アップデートは変更なし。クローズドベータは変更されるがほとんどのユーザーにとってはあまり関係がないだろう。

あくまでもユーザーの行動に則ったスケジュールへと移行することで、より高品質なソフトウェアを提供するための変更。(OnePlus曰く。)

今後どのように影響が出てくるかは現時点で未知数だが、この変更がより優れた「OxygenOS」を実現してくれることを楽しみにしたいと思う。

 

[source OnePlus]

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