OnePlusが発表した新型スマホ「OenPlus 7」シリーズの上位モデル「OnePlus 7 Pro」は全面ディスプレイを実現するためにポップアップ式カメラを採用している。

「OnePlus 7 Pro」のディスプレイは「Fluid AMOLED」ディスプレイと呼ばれ、これまで同社が採用してこなかったQHD+解像度の採用やより快適な映像体験を提供する90Hzリフレッシュレートのサポート等が大きな特徴。90Hzのリフレッシュレートを採用するスマホに慣れると一般的な60Hzには戻れないと言わしめるほどやはり快適度は違うようだ。

「OnePlus 7 Pro」のディスプレイは湾曲しており、多くのスマホよりも高い画面占有率を実現しているが、これは同社が初めて採用したポップアップ式カメラを採用しているからだ。現在スマホではより全面ディスプレイを実現するためにポップアップ式カメラを採用するか、「Galaxy S10」のようにパンチホール型のディスプレイを採用するかという大きく2つの方法がある。「OnePlus 7 Pro」は前者のポップアップ式カメラを採用したわけだが、何故パンチホール型ディスプレイを採用しなかったのか、同社のCEO、Pete Lau氏が語ってくれている。

「OnePlus 7 Pro」がパンチホール型ディスプレイを採用しなかったわけ

OnePlusのCEO、Pete Lau氏によると、「OnePlus 7 Pro」がフロントカメラをポップアップ式にし、パンチホール型ディスプレイを採用しなかったのはディスプレイに開ける必要のある穴の大きさだったという。

2019年時点の技術ではOnePlusが求める穴の小ささを実現することができないため、ディスプレイに穴を開けずポップアップ式カメラを採用したというのだ。また、Pete Lau氏はディスプレイに開ける穴を小さくすることができればOnePlusはパンチホール型のディスプレイを検討するだろうと述べている。

このディスプレイの穴が大きくなってしまうため、というのはMeizu GroupのHuang Zhang氏も同様の見解を示している。

またSamsungが開発していることを明らかにしているディスプレイの下にカメラを埋め込むという技術についてもHuang Zhang氏が伝えている。同氏によるとこの技術は現時点でディスプレイの透明性に関する技術とカメラの要件が大きく離れているため、画質に深刻な影響を及ぼしてしまうという。そのため、現時点でこの技術がいつ頃利用可能になるかなど時期に関する予測はできないと伝えている。

OnePlusの新型スマホ「OnePlus 7 Pro」はポップアップ式カメラを採用したが、パンチホール型ディスプレイを採用する可能性があるというのは興味深かった。また、多くのメーカーが苦難しているディスプレイの下にカメラを埋め込む技術を最初に採用するのはどこになるのかについても非常に興味深い。

新しい情報に注目したい。

 

[source MyDrivers] 
[via GizmoChina]

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