OnePlusは現在最新のフラッグシップモデル「OnePlus 6T」の開発に取り組んでいることは公式で明らかにされており、先日のリークによるとOnePlusは10月17日に発表する予定だ。
以前にOnePlusは公式に公開したスクリーンショットに表示されていた日時も10月17日を指していたことから、「OnePlus 6T」の発表はこの人考えて良いのではないだろうか。
「OnePlus 6T」にはいくつかの新機能が搭載されると言われており、これまでにその特徴的な機能やデザインなどの議論がなされていた。
そこで今回は改めて「OnePlus 6T」への搭載が期待されている特徴的な機能等についてまとめてみたいと思う。
目次
「Screen Unlock」と呼ばれるディスプレイ内指紋認証
2018年に急激にスマホ業界、特に中国市場で搭載され始めたのがこのディスプレイ内指紋認証だ。
元々この技術は2016年にSamsungの「Galaxy S6/S6+」に搭載されるのではないかと噂され始めた技術で、Samsungはこの技術を2019年のフラッグシップモデルに搭載すると言われている。
また、2018年にこの技術を搭載し始めたスマホにはXiaomiやVivo、Huawei等特に中国系が目立つ。
その機能がOnePlusの新しい「OnePlus 6T」にも実装されるというのはこのスマホの情報がリークされ始めた当初から一貫して言われていることだ。
また、OnePlus自身もこの技術について触れておりOnePlusではこの機能を「Screen Unlock」と呼ぶことなどが明らかになっており、これまでに見てきたレンダリング画像でも背面に指紋認証センサーが搭載されていることは確認できていない。
「OnePlus 6T」の発表イベントと思われる招待状がリークされた時に「Unlock The Speed」と書かれていたことから、認証速度にも期待して良いのかもしれない。
「OnePlus 6」よりもコンパクトで悪目立ちしない水滴ノッチ
2つ目に我々が見たい「OnePlus 6T」の特徴的なデザイン変更としてノッチが挙げられる。
OnePlusのスマホには「OnePlus 6」よりノッチが搭載され、「OnePlus 6」に搭載されたノッチ自体もかなりコンパクトな仕上げで尚且つノッチを目立たせなくなる機能が実装されるなど違和感を感じるものではなかった。
しかしOnePlusは「OnePlus 6T」で更にコンパクトで違和感のないノッチを搭載するかもしれない。
このノッチは海外で「WaterDrop Notch」と呼ばれていることから日本では「水滴ノッチ」と呼ばれている。
信憑性はおいておいて、これまでに見てきた「OnePlus 6T」に関するデザイン画像ではこの水滴ノッチが搭載されており、OPPOのF9で搭載されているものと似ていることが確認されている。
正直なところこの水滴ノッチ、いやノッチ自体好みが分かれるため、「OnePlus 6T」への搭載が期待されているノッチも好き嫌いはわかれるかもしれない。
イヤホンジャックを廃止することによる恩恵
OnePlusのCarl Pei氏は以前から同社の今後の方針やガジェットについて語ることが多く、「OnePlus 6T」ではイヤホンジャックが廃止されることが公式によって認められている。
「OnePlus 6」では搭載されていたイヤホンジャックは「OnePlus 6T」では廃止される。
これは大きく2つの理由から来ている。
その内の1つはOnePlusが分析したところによると既に多くのユーザー、数字にして実に59%のユーザーはワイヤレスイヤホン・ワイヤレスヘッドホンを所持しているというのだ。
確かに日本でも最近はワイヤレスイヤホンを見かける機会が極めて高くなっていると感じる。これは日本には「iPhone」ユーザーが多く、「iPhone」にはイヤホンジャックが数世代前から廃止されているからかもしれないが。
そして個人的に期待している2つ目の理由として、イヤホンジャックを廃止することによるデバイス内部のスペースに余裕ができるということだ。
イヤホンジャックを廃止することでスペースに余裕ができるということは、より大きなバッテリー容量を搭載することができることを意味する。
また、バッテリー容量は据え置いたとしてもそのスペースに新技術となる何かを配置することもできるだろう。
これらのことから「OnePlus 6T」ではバッテリー容量の向上が見込め、場合によってはサプライズ的な機能の搭載があるかもしれない。
イヤホンジャックを廃止、だけ聞くとデメリットに聞こえるが、捉え方や今後を考える上ではメリットとなり得るのだ。
新技術を搭載しながら「OnePlus 6」と変わらぬ価格
4つ目は機能などではないが、ユーザーの多くが期待していることだ。
通常、新しい技術や新世代のスマホが発売されると、比例して価格も上昇する傾向にあるが、「OnePlus 6T」ではなんとか価格を現在の「OnePlus 6」と同じ価格帯を維持して欲しい。
OnePlusは「OnePlus 5T」から「OnePlus 6」になる時に、1万円以下ではあるが価格が上昇しているため、これ以上価格が上昇することはコストパフォーマンスというOnePlusを含む中国系OEMの最も大きな利点が薄れることにも繋がる。
以前に「OnePlus 6T」は米国ではT-Mobileのネットワークに最適化したモデルが発売されるという情報が明らかになった時に出ていた価格では、「OnePlus 6」と同じ価格が伝えられていた。
ちなみに「OnePlus 6」は529ドル~629ドル(約55,000円~65,000)程で販売されている。
性能はSamsungやAppleのプレミアムモデルと引けをとらないものを提供しながら、価格が圧倒的に安価であることはOnePlusの強みの1つだ。
新しいカラーバリエーション
「OnePlus 6T」のカラーリングについてリークされた情報などはないが、OnePlusには新しいカラーバリエーションが投入されないかと密かに期待している。
OnePlusが提供するカラーリングは美しいものが多く、カラーリングによって売れ行きが大きく異なるのも特徴だ。
また、「OnePlus 6」ではアベンジャーズとのコラボカラーリングも用意されているため、「OnePlus 6T」でも同様にコラボモデルが存在するかもしれない。
更に最近ではグラデーションオプションを提供するメーカーも増えてきたことから、OnePlusのスマホにもグラデーションモデルが投入される可能性は0ではないだろう。
グラデーションモデルは個人的にはあまりピンと来ていないが、美しいカラーリングには期待している。
何れにせよこれらの期待している機能やデザイン、そして価格などが実際にどうなるのかについては「OnePlus 6T」が発表されると言われている10月17日までわからない。
しかし発表まで1ヶ月を切っているため、今後更に多くの情報が明らかになっていくのではないだろうか。
新情報が入り次第直ぐにお伝えしたいと思う。