最近のスマホのカメラ技術の進歩は凄まじく、現在はカメラらのレンズを増やすことで品質を向上させるというのが殆どの流れだ。
この数に頼る形をGoogleは取らず、「Pixel 3/3XL」でシングルカメラながらトップクラスに品質が優れた製品を作った。これはソフトウェア面が他のどのスマホよりも大幅に優れているから実現できたことだ。
しかしながら多くのメーカーはソフトウェアを煮詰める事よりも、現在はスマホに搭載するカメラのレンズの枚数を増やすことで様々な撮影状況に対応するカメラを作っている。
既にデュアルカメラは当たり前になっており、いくつかのメーカーは既にトリプルカメラを搭載したモデルや、クアッドカメラを実現したメーカーもいる。
そんな中、LGは現在スマホのカメラレンズが”16”個のモンスタースマホを開発中かもしれないという情報が特許の画像から明らかになっている。
LGが将来発売するスマホにはカメラが16個搭載か
フラッグシップモデルにデュアルカメラは当たり前、今のトレンドはトリプルカメラだ!という流れを感じる2018年後半だが、LGがとんでもないモンスターを開発しているかもしれない。
米国の特許商標庁が公開したLGの新しい特許には4×4に並んだ合計16のカメラを開発していることが分かる。
カメラレンズが16個搭載されている、それだけで記事にしてしまうほどの狂いっぷりだが、これはスマホで撮影可能なカメラの画質を向上させるためだけにこれほど増やしているわけではない。
画像を見てもらえれば分かるように、LGは曲面の形状を採用することで、様々なアングルから写真を撮影することができるようようだ。
これによってユーザーは様々なアングルから同時に写真・動画を撮影することができ、またそれぞれのレンズで撮影した画像を組み合わせることもできるようだ。
また、特許にはクマのぬいぐるみの顔部分だけを切り取り、別のアングルから撮影した画像の顔部分と置き換えるという技術が披露されている。
現在のように2Dの写真の画像の一部を切り取り、別の画像に置き換えるとどうしても違和感というものが出てきていたが、様々なアングルから撮影できることや、スマホのAI技術が大幅に向上していることから、現在よりも違和感のない修正が行えるかもしれない。
現段階でLGがこれらのカメラ技術を開発中であることは特許からわかっているが、それ以上の情報は不明。
このカメラレンズがいつ市販化されるのかについても、今後の情報を待つ必要があるだろう。
[via Let's go digital]