HTC U12 PlusはHTCが2018年にリリースする唯一のスマホだが、先日無事に公式発表でお披露目となった。
先日HTCが公式発表前に製品ページをうっかり公開してしまい、殆のスペックが明らかになってしまったが、改めて詳細なスペックやその特徴についてまとめてみたいと思う。
今年スマホを買い換えよう、と考えている方はHTCの2018年唯一のスマホでGalaxy S9に匹敵すると言われるU12 Plusの詳細なスペックについて知っておいたほうが良いだろう。
HTC U12 Plusのスペックについて
ディスプレイについて
HTCのU12 Plusのディスプレイは解像度2880×1440で6インチのSuper LCD6ディスプレイを搭載している。
HTCの使用するSuper LCD6パネルとは、LCDとつくから当然液晶パネルなのだが、通常のLCDとは異なる。
Super LCD6パネルを採用することで、通常のLCDパネルを用いるよりもより低消費電力であることや、違和感のない発色を実現することができる。
また、U12 PlusのディスプレイはHDR10もサポートしている。
以前出た噂ではHTCの UシリーズもこのSuper LCDパネルからそろそろ有機ELパネルに移行するのではないかと言われてきたが、少なくともU12 Plusでは引き続きSuper LCDの最新版Super LCD6パネルを採用している。
U12 PlusのディスプレイはEdge Senseの機能を用いるために圧力感知ディスプレイであることは知っておいたほうが良いだろう。
またディスプレイはGorilla Glass5によって保護される。
ハードウェアスペックについて
HTCのフラッグシップモデルとなるU12 Plusは、フラッグシップを名乗るに恥じないスペックを持つ。
チップセットにはクアルコムのSnapdragon845を搭載し、メモリ容量は6GBとなっている。
OnePlus 6は8GBのRAMを持つモデルを用意していたが、普通に使う分では6GBのメモリでも十分すぎるだろう。
ストレージには64GBのモデルと128GBの2つのオプションが用意されており、拡張用にmicroSDカードのスロットも用意されている。
microSDカードは最大2TBまでサポートする。
U12 Plusのバッテリーは3500mAhの容量を搭載している。
このバッテリーはクイックチャージ4.0の急速充電に対応しており、Qi等のワイヤレス充電にも対応している。
バッテリー容量はHTC U11 Plusが3930mAhと今回のモデルでやや容量が少なくなっている。
背面パネルには指紋認証を行うパネルがついている。
HTC U12 Plusはリリース時点で、Android 8.0 Oreoがインストールされている。
またHTCはGoogleがAndroid Pの正式版をリリースすると直ぐにAndroid Pを提供する予定だという。
カメラについて
HTCはU12 Plusはフロント、リア共にデュアルカメラで構成されている。
リアカメラにはピクセルサイズ1.4μmの絞りf/1.75、そして光学式手ぶれ補正機能と電子手ブレ補正機能の2つを搭載する12MP + 16MPで構成される。
2次カメラはピクセルサイズ1.0μm、絞りはf/2.6となっている。
光学ズームは2倍までとなっており、デュアルカメラ構成なので当然ポートレートモードも搭載されている。
フロントカメラもデュアルカメラで構成されており、1.12μm、絞りf/2.0で、84度広角FOVの8MP + 8MPで構成される。
また驚くべきことに、フロントのデュアルカメラもポートレートモードに対応している。
HTC U12 Plusは4K解像度で60FPSでの撮影のサポートや、フルHDの240FPSスローモーション撮影にも対応する。
また、U12 Plusには4つのマイクが搭載されており、360度3Dオーディオで録音することもできる。
その他のスペックや機能について
HTCのU12 Plusはオーディオにも拘っており、BoomSound Hi-Fiエディションを搭載する。
BoomSound Hi-Fiエディションとは、高音域用のツイーターと低音域用のウーファーを別々に搭載している。
またイヤホンやヘッドホンの方のユーザー体験をより良いものとするためのHTC USonicもサポートしている。
ノイズキャンセリング機能も忘れてはいけない。
他にもU12 PlusはIP68に準拠しており、防水・防塵に対応している。
スマートスピーカーでも注目を浴びているAIアシスタントにはGoogle AssistantとAlexaが搭載されている。
HTC U12 Plusのカラーリングについて
U12 Plusには3色のカラーモデルが用意されており、ファーミングレッド、セラミックブラック、そしてTranslucent Blue(半透明のブルー)だ。
リリース前のリークでは半透明は基本的にブラックベースとなるのではないかと言われてきたが、実際には半透明のブルーだった。(暗めの青なので黒く見える)
この半透明中々格好良い。
そんなHTCのフラッグシップモデルU12 Plusはメモリが6GBの64GBのストレージモデルが799ドル、メモリが6GBの128GBのストレージモデルが849ドルとなっており、現在HTCの米国のサイトより事前予約をすることが可能だ。
ついに出たHTCのU12 Plusが他のライバルスマホと比べてどういったパフォーマンスを誇るのかはこれから様々なテストによって明らかになっていくだろう。