Samsungは2月に開催した「Galaxy UNPACKED 2019」で新型スマホ「Galaxy S10」シリーズだけでなく、新しいカテゴリー「折りたたみスマホ」の第1世代モデルとして「Galaxy Fold」を発表した。
「Galaxy Fold」の最も大きな特徴は、名前の通りFold(折り畳み)できるところでディスプレイを曲げることができる。これによって、スマホのように使うこともできるし、タブレットのように開くこともできる。現時点で技術は成熟しておらず、これから時間を書けて成熟させていく段階ではあるが、新しい技術としてこれからの発展に期待されている。
折りたたみスマホはHuaweiも先日発表しており、Huaweiの折りたたみスマホは「Mate X」と呼ばれる。その他、いくつかのメーカーが既に折りたたみスマホの開発に取り組んでいることが特許出願などから明らかにされている。
「折りたたみスマホ」は明らかに新しい技術を多く必要とするため、盛り上げていくためには1つのメーカーがぶっちぎるよりも競争が必要不可欠。競争によって市場全体の技術が発展していくものだと考えているが、韓国からの最新の情報によると、Samsungは現在AppleとGoogleに折りたたみディスプレイのサンプルを渡しているという。
Samsungのディスプレイ技術は、他にはない品質の高さを実現しており、多くのメーカー、特にフラッグシップモデルのスマホにはSamsungのディスプレイが使用されていることがある。
SamsungがAppleとGoogleに送った「折りたたみディスプレイ」について
SamsungがAppleに送った折りたたみ可能なディスプレイのサンプルには「Galaxy Fold」の7.3インチのディスプレイではなく、それよりも0.1インチ小さい7.2インチのディスプレイを送ったと伝えられている。Googleにも同じものを渡しているようだ。
まあ、この情報が将来的にAppleとGoogleが折りたたみスマホを発売する!というものではない。これがきっかけの1つになれば良いなあ。というイメージでいる。
SamsungがなぜAppleやGoogleにディスプレイを送るの?と思うかもしれないが、SamsungはAppleの「iPhone」ディスプレイを供給している。SamsungがAppleやGoogleに自社のディスプレイサンプルを送るのは、自社の優れた技術に関心を持ってもらいたいという狙いがあるだろう。
Samsungの折りたたみスマホ用ディスプレイは現在、毎月20万台、年間240万台のディスプレイを生産することができ、将来的に年間で1000万台生産できるように規模を拡大することを検討しているという。