Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」シリーズが日本でも販売れている。docomoとauが取り扱っているモデルは「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」の2モデル。

Samsungの「Galaxy」スマホは地域によって異なるチップセットを搭載しており、日本で販売されているモデルには「Snapdragon855」と呼ばれるクアルコムのチップセットが搭載されている。しかし、韓国などの一部地域ではSamsung独自チップセット「Exynos9820」が搭載されている。

本来であれば同じスマホとして発売しているのだから、チップセットによる性能差は最小限に抑えなければならない。しかし、以前より「Snapdragon」と「Exynos」の性能差は過去の世代でも確認されており、「Galaxy S10」に搭載されている「Snapdragon855」と「Exynos9820」でも確認されている。

その中でも今回は「Galaxy S10」シリーズに搭載されている「Snapdragon855」と「Exynos9820」のバッテリーの持ちについてYouTube上に公開されている動画を用いて比較してみたいと思う。

「Galaxy S10」のバッテリーの持ちを「Snapdragon855」版と「Exynos9820」版で比較

今回はYouTubeチャンネル「PhoneBuff」が公開している「Galaxy S10+」の「Snapdragon855」版と「Exynos9820」版のバッテリー持続時間を比較する動画を基にお伝えしていきたいと思う。動画を見てもらえれば分かるように我々が実際にスマホを使用する時と非常に似た方法でバッテリーの持続時間をテストしている。そのため、1つの動画での結果を紹介する形にはなるが、信頼性は比較的高いだろう。

とは言え、性能テスト、特にバッテリー性能に関するテストは環境や使い方によって結果に差が生じるため、あくまでもテスト結果の1つとして受け取って欲しい。また、動画での結果を紹介する理由は完全テキストベースで実際にどんなテストを行っているか明らかにしていないものよりも圧倒的に信頼性が高く、普段使いでのバッテリーの持ちに近いものとなると考えているからだ。

テスト方法は様々なアプリを一定時間使い、一定時間経過後次のアプリへと移行する。これをバッテリーが尽きるまで繰り返すというもの。結果は以下。

  • Galaxy S10 (Snapdragon855):24時間2分
  • Galaxy S10 (Exynos9820):22時間59分

 

上記動画のテストによると「Snapdragon855」を搭載している「Galaxy S10」の方が約1時間バッテリーの持ちが良いという結果になった。「Galaxy S9」の「Snapdragon845」vs「Exynos9810」よりも明らかに性能の差は縮まっているもののやはりまだ「Exynos」チップセットは「Snapdragon」と比較するとやや性能が劣るようだ。

理由の1つとして「Snapdragon855」は7nmプロセスに基づいて製造されているが、「Exynos9820」は開発の都合上7nmではなく8nmプロセスに基づいて製造されている。この点が差が生まれてしまった要因の1つだろう。

とは言え日本で「Galaxy S10」を購入しようと考えている人は「Snapdragon855」が搭載されているためこういった不安は不要だ。また「Galaxy S10」のバッテリー持続時間が他のスマホと比べて短いんじゃないかという不安がある場合は↓の記事を見てもらえれば特別不安視する必要がないことも分かってもらえるはずだ。

 

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