Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」が既に多くのユーザーに届けられ始めている。新しい技術が多く使用されている製品で気にしなければならいのはやはり不具合。
現在、「Galaxy S10」を手にしたいくつかのユーザーによってフロントカメラの近くに白色の点が点滅している事を報告していた。これは一見、不具合のように見えるが不具合ではない。
通話時にスマホのスピーカー部分に耳や顔を近づけると画面が消えるということは経験したことがないだろうか。これは通話時に画面がついたままでは耳や顔が当たることによってスマホが意図しない操作をしてしまわないための機能で、この機能は近接センサーの働きによって実現される。
そして、「Galaxy S10」のカメラの近くの白色の点滅しているのがその近接センサーだ。安心して欲しい。不具合ではない。
「Galaxy S10」シリーズは「Infinity-O」と呼ばれる新しいディスプレイ技術を使用しており、この技術を使用することでディスプレイにカメラを埋め込むことができている。これによって、「Galaxy S10」シリーズはこれまで以上に全面ディスプレイに近づいており、これまでカメラなどを配置していたベゼル部分に配置されていたいくつかのセンサーを配置できなくなっている。
そのため、「Galaxy S10」シリーズは虹彩認証センサーを廃止しているが、近接センサーはより重要な役割を果たすため引く続き搭載されている。では、どこに搭載されているのかという話だが、これが現在報告されている「Galaxy S10」のカメラの近くで白く点滅している部分だ。
「Galaxy S10」シリーズの近接センサーはディスプレイの下に配置されている。その他いくつかのセンサーもディスプレイの下に配置されている。
さて、カメラの近く白く点滅しているという報告が不具合ではない事を確認する方法は、通話中にスピーカーをオンにしてみて欲しい。スピーカーモードになっている時は、カメラの近くに配置されている近接センサーは点滅をやめる。これは、スピーカーモードではディスプレイを消す必要がないため、近接センサーがディスプレイに耳や顔があたっているかどうかを検出しないためだ。
また、「Galaxy S10」のユーザーマニュアル(取扱説明書)に示されている近接センサーの場所と白く点滅しているという場所を確認して欲しい。近接センサーが配置されている場所と一致していることが確認できるはずだ。
[via SamMobile]