Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」シリーズは魅力的な機能やもっとも美しくDisplayMateにより最高評価を得ている「Dynamic AMOLED」ディスプレイ等、目立つものもあるが、単純にスペックも2019年のフラッグシップモデルとして進歩している。

「Galaxy S10」シリーズのスマホは全て「Snapdragon855」を搭載している。このチップセットにはクアルコムが2018年2月に発表した最新モデム「Snapdragon X24」が搭載されている。このモデムは現状最新の4Gモデムで、昨年の「Snapdragon845」に搭載されたモデム「Snapdragon X20」の後継モデルだ。

昨年の「Snapdragon X20」の時点で優れた通信速度を実現していたが、「Galaxy S10」の「Snapdragon X24」では更に優れた通信速度を記録しているようだ。

PCMagが様々なスマホの通信速度を1000件を超えるテストデータを比較している。テストデータは1,000件を超えているため、信頼性は全く問題なし。また、テストは米国の通信キャリアで行われたもの。各国各キャリアによって誤差が出るため参考程度に留めることをオススメする。

結論から言って2019年3月時点で「Galaxy S10+」は最も通信速度が速いスマホである。

「Galaxy S10+」や「iPhone XS Max」、「Galaxy Note9」等の通信速度はどれが一番速い?

PCMagがテストに使用したデバイスは以下の通り。

  • Galaxy S10+
  • LG V40
  • Galaxy S9+
  • Galaxy S9+
  • xiPhone XS Max
  • Galaxy S8+
  • Pixel 3

これらのスマホは米国モデルであるため、全てのモデルがクアルコムのチップセットで動作している。「Galaxy S10+」等の「Exynos」搭載モデルとは誤差が生じると思われる。

上記が実際の通信速度。

2018年に発売されたスマホには「Snapdragon X20」モデムが搭載されており、どのスマホも優れた通信速度であることが分かる。しかし、「Galaxy S10+」は2019年のフラッグシップになるため、モデムもより優れた「Snapdragon X24」を搭載している。

そのため、2018年に発売されたスマホと比較して大雑把に10Mbps程、通信速度が速い事が確認できる。

「Snapdragon X20」を搭載している「LG V40」が同世代スマホの中で最も速く52.26Mbpsを記録している。このスピードは後世代モデムを搭載する「Galaxy S10+」(54.19Mbps)と殆ど差がないことが分かる。

4G/LTE通信で54.19Mbpsを実現しているが、これが5G通信になると2.6Gbpsになるというのだから、世の中が大きく発展するというのも頷ける。

米国のキャリア毎に通信速度を比較してみると最も優れたキャリアは「AT&T」になったようだ。「AT&T」のみ唯一60Mbps以上の速度を実現しているが、この原因が何かは不明。

今回のテストでは「Galaxy S10+」を使用しているが、基本的に「Galaxy S10」シリーズのチップセットやモデムは共通になるため差は殆どないのではないだろうか。

日本でも取り扱いが期待される「Galaxy S10」シリーズ。日本のキャリアではどこが一番速く、安定しているのか。興味深い。

 

[source PCMag] 
[via wccftech]

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