Samsungは昨年中国市場向けに「Galaxy A8s」と呼ばれる新しいスマホを発表した。「Galaxy A8s」にはこれまでどのスマホにも使用されていなかった新しい技術が使用されており、その技術は「Infinity-O」ディスプレイと呼ばれる。その名前からディスプレイ技術であることは明らかだが、この技術がどんなものかについては見てもらえればすぐに分かる。
「Galaxy A8s」に初めて搭載された「Infinity-O」ディスプレイの最大の特徴はディスプレイにカメラ用の穴が空いているというもので、これによってこれまでカメラ部分にどうしても必要とされていたベゼルを廃止することに成功しており、これまで以上に全面ディスプレイに近づいている。「Infinity-O」ディスプレイのデザインはAppleの「iPhone XS」のノッチと同じように賛否が別れるものになっているが、個人的な意見を言わせてもらうのであれば現在の「iPhone XS」の大きなノッチよりは好みだ。Appleは小型化したノッチの開発に取り組んでいると伝えられているため、ここは今後の情報に期待したいところ。
話を戻して、Samsungが昨年発表した「Galaxy A8s」はその時点で中国市場向けに見に発売されており、グローバル市場向けには発表されていなかった。しかし、現在Samsungが「Galaxy A8s」を韓国で発売するという情報がWi-Fi認証より明らかにされている。韓国で発売されるということはその後多くの市場で発売される可能性が充分あるということを意味する。
韓国モデルの「Galaxy A8s」がWi-Fi認証を通過
今回Wi-Fi認証を受けていることがわかったのは「Galaxy A8s」の韓国モデルのものでモデル番号は「SM-G887N」だ。韓国向けに発売されるモデルにはモデル番号の後ろに”N”が付けられる。そのためこのモデルが韓国向けにモデルであることが分かる。ちなみに中国市場向けのモデルには語尾に”0”が付けられる。
残念ながらWi-Fi認証を受けたことでSamsungは「Galaxy A8s」を韓国向けにいつ発売するのかという情報はわからない。しかし間違いないのはSamsungが韓国向けの「Galaxy A8s」の開発に取り組んでいるということだ。
以前の情報でSamsungが「Galaxy A8s」を多くの市場向けにも発売するのであればCES2019前後で発表するのではないかと言われていたため、この情報が正しいのであればもう間もなく発表されても良い頃だ。
日本での公式な取り扱いには期待できない「Galaxy A8s」だが、多くの市場で取り扱われるのであればそれだけ個人輸入サイトが在庫を確保しやすくなる。「Galaxy A8s」は新しい技術を使用していながら比較的安価で販売されるため、ほしいと考えているユーザーは一定数いるはずだ。
[via SamMobile]