3月8日より世界中の多くの市場で発売が開始されたSamsungの新型スマホ「Galaxy S10」が早速iFixitによって3/10の評価が出された。iFixitが評価するのはその製品の修理性。数字が高ければ高いほど修理が容易であることを示している。

結論から言って、「Galaxy S10」は専門知識を有していない場合、1人で分解し修理→修復という作業を行うことは非常に難しい。

2018年夏に発売された「Galaxy Note9」のiFixitスコアは4/10とあまり評価は高くなかったが、「Galaxy S10」はそれよりも更に修理性は低いスコアを取得している。

「Galaxy S10」を自分で分解・修理を行うのは難しそう

iFixitが公開している「Galaxy S10+」を分解する動画だが、「Galaxy S10」は13のステップを踏むことで分解することができる。

実際の分解作業を見てみたい人は上記動画を参考にしてもらえれば雰囲気はつかめるはずだ。(自分で分解することはオススメしない)

最近のスマホはディスプレイや多くの技術が詰め込まれており、スマホの中身が高密度になっている。そのため、今まで以上にどのスマホも整備性は悪く自分で修理を行うのは簡単ではなくなっている。

以前のスマホではバッテリーやディスプレイを自分で交換するという事が一般的ではないにしろ行われていたが、「Galaxy S10」のiFixitスコアを見る限りそれも容易ではなさそうだ。ただし、バッテリー面に関しては以前のスマホよりも長年使用しても劣化しづらいためそれ程気にはならないのではないだろうか。

バッテリーの交換に関して難しいと言われる要因の1つは、通常バッテリーには取り外すために引っ張ることのできるタグが付いているのだが、「Galaxy S10」には引っ張るためのタグが付いていない。またバッテリー含め多くの部分が強固な接着剤で接着されているため取り外すだけで難儀する。

総評として、

  • プラスドライバーで全てのネジを取り扱うことができる
  • 多くのコンポーネントはモジュール化されているため、交換しやすいが充電ポートは基盤にはんだ付けされている←交換難しい
  • バッテリーの交換は可能だが、必要以上に大変
  • 全面と背面の接着ガラスは破損の危険性が高く、これが分解・修理を困難にしている
  • 強固な接着剤を取り除く手間があり、特にディスプレイの修理・交換はより多くの分解作業が必要

 

[source iFixit] 
[via Android Police , SamMobile]

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