Samsungは先日新型チップセット「Exynos990」を発表した。このチップセットは5G通信に対応するハイエンドチップセットで当初「Galaxy S11」に搭載されるモデルなのではないかと伝えられた。
その後、これまでの「Exynos」チップセットと命名規則が違うことや複数の情報から「Galaxy S11」に搭載されるチップセットは「Exynos9830」だと信じられていた。
しかし、現在興味深い情報が出てきており、「Exynos990」と「Exynos9830」は同じなのではないかとする情報が浮上している。
「Exynos990」と「Exynos9830」が同じ?
現在「Exynos990」の部品番号がSamsungのWebサイトで見ることができるようになっているのだがその番号から「Exynos990」と「Exynos9830」はそもそも同じものなのではないかという噂が浮上しているのだ。
その部品番号が「S5E9830」。
通常Exynosチップセットのモデル番号や部品番号は消費者向けの名称と一致しているが、少なくとも2020年向けチップセットはそうではないということだろうか。
「Galaxy S10」に搭載されている「Exynos9820」や「Galaxy Note10」に搭載されている「Exynos9825」の部品番号はそれぞれ「S5E9820」と「S5E9825」だ。
「Exynos990」と「Exynos9830」が本当に同じなのかどうかはSamsungが年末に「Exynos9830」を発表するかどうかで明らかになるだろう。しなければ同じと考えて良さそうだ。
Samsungの「Galaxy S11」には地域ごとに異なるチップセットが搭載される。その内の1つが「Exynos9830」(Exynos990)で、もう1つのチップセットが来月クアルコムによって発表される「Snapdragon865」だ。
通常、アメリカやカナダ、中国、そして日本のキャリアが取り扱うモデルにはクアルコムのチップセット、今年のモデルで言えば「Snapdragon865」を搭載したモデルが取り扱われる。
「Exynos990」と「Exynos9830」が同じチップセットなのかどうかについては今後の情報を待ちたいと思う。
[via SamMobile]