Samsungの新型スマホ「Galaxy S10+」とXiaomiの新型スマホ「Mi9」はどちらも優れたスマホであることは間違いないが、具体的に何が違うのか簡単に比較してみたいと思う。

「Galaxy S10」ではなく「Galaxy S10+」を選んだのはディスプレイのサイズが6.4インチで、「Mi9」の6.39インチと合わせるためだ。

「Galaxy S10+」と「Mi9」の最も大きな違いはその販売価格だが、これに関しては一言で安いから良いとは言えず、値段が高い分様々な機能等が搭載される。ただし、これらの機能は搭載されていなくても日常使いに不便を強いるような機能ではないため、ユーザーにとって必要な機能かどうかがどちらのスマホを購入するかという違いになってくると思われる。

Samsung「Galaxy S10+」とXiaomi「Mi9」の販売価格を比較

Samsungの「Galaxy S10+」は明らかにプレミアムスマホで、フラッグシップモデルの中でもより高い販売価格が設定されていることは明らか。価格を見るとライバルはAppleの「iPhone XS/XS Max」になるだろう。

それに対してXiaomiの「Mi9」はフラッグシップモデルでありながら、その販売価格は「Galaxy S10+」の約半値。「Galaxy S10+」のベースモデル(8GB+128GB)が999.99ドル(日本円で約111,000円)で販売され、Xiaomiの「Mi9」のベースモデル(6GB+128GB)は2,999元(日本円で約50,000円)で販売される。「Mi9」のメモリとストレージが8GB+256GBモデルは約54,000円程。

勿論、これらの価格はアメリカでの販売価格と中国での販売価格を日本円に換算した場合であり、実際に「Galaxy S10+」が日本で取り扱われる際や、「MI9」を個人輸入する際の価格とは若干異なる可能性がある。それでも「Mi9」の方が圧倒的に安価で購入できるというのは間違いないだろう。

「Galaxy S10+」の全てのモデルと「Mi9」の全てのモデルの価格表は以下の通り。

Samsung Galaxy S10+

  • 8GB+128GB:999.99ドル(約110,000円)
  • 8GB+512GB:1249.99ドル(約139,000円)
  • 12GB+1TB:1599.99ドル(約177,000円)

 

Xiaomi Mi9

  • 6GB+128GB:約50,000円
  • 8GB+128GB:約54,000円
  • 12GB+256GB:約66,000円(Transparent Edition)

「Galaxy S10+」と「Mi9」のスペックや性能を比較

Galaxy S10+ Mi9
寸法 157.6×74.1×7.8mm/175g 157.5x74.7x7.6mm/173g
ディスプレイ 6.4インチ(19:9), 3040×1440(QHD+), Infinity-Oディスプレイ, Dynamic AMOLED HDR+, Gorilla Glass 6 6.39インチ Super AMOLEDディスプレイ , FHD+ , Gorilla Glass 6
CPU Snapdragon855 or Exynos9820 Snapdragon855
メモリ・ストレージ 8GB+128GB
8GB+512GB
12GB+1TB
microSDカード対応
6GB+128GB
8GB+128GB
(Mi9 TE)12GB+256GB
バッテリー 4,100mAh 3,300mAh
フロントカメラ 10MP(F/1.9)+8MP(F/2.2) 20MP
リアカメラ 12MP(F/2.4)+12MP(F/1.5-F/2.4)+16MP(F/2.2) 48MP(F1.75)+12MP(F2.2)+16MP(F2.2)
指紋認証 ディスプレイ内指紋認証(超音波式) ディスプレイ内指紋認証(光学式)
急速充電 急速充電(15W)
リバースワイヤレス充電(9W)
専用充電器:最大27W
ワイヤレス充電専用充電器:最大20W
Qi規格:最大10W
規格 USB-C USB-C
3.5mmイヤホンジャック あり なし

「Galaxy S10+」と「Mi9」はどちらも2019年のフラッグシップモデルに位置づけられるため、基本的に性能は似通っている。それもそのはずで2つのスマホが搭載しているチップセットはどちらもクアルコムの「Snapdragon855」だ。「Galaxy S10+」のみ地域によってSamsungの「Exynos9820」が搭載されるが、これも性能に大きな差はない。(若干Snapdragon855の方が優れている)

メモリ容量は「Galaxy S10+」はベースモデルが8GBを搭載し、最も高価なモデルは12GB搭載している。それに対して「Mi9」はベースモデルが6GBで上位モデルが8GBだ。

2019年のスマホにメモリ容量ってどれぐらいあればいいのだろう?というのが多くのユーザーが持つ疑問だと思うが、8GBと12GBに関しては気にしなくていいだろう。気にするなら6GBと8GBのどちらにするか。基本的に6GB搭載されていれば不満点はあまり出てこないと思うが、8GB搭載している方が多くのアプリを開いている時や非常に重たいゲームをプレイしている時に差が出てくるだろう。メモリ容量の差が顕著に出てくるのは多くのアプリがバックグラウンドで開かれている時に、再度そのアプリを開いてリフレッシュタイムが入るかどうか。メモリ容量が多ければ多いほどアプリの情報をメモリに保持しているためリフレッシュタイムが入らず全く待つことなくスムーズに作業に入ることができる。

とはいえ、リフレッシュにかかる時間も正直わずか。6GBと8GBでストレスの感じ方はそれ程変わらないのではないだろうか。

ストレージの違いは主に最大容量だが、「Galaxy S10+」は内蔵ストレージが128GB・512GB・1TBから選択可能で、更にmicroSDカードスロットを搭載している。microSDカードは最大512GBまで対応している。それに対して、「Mi9」はmicroSDカードをサポートしておらず、内蔵ストレージは128GBの1つのみ。(Mi9 Transparent Editionは256GBモデルあり)

2つのスマホで大きく異なる要素の1つとしてバッテリー容量の差が挙げられるだろう。

「Galaxy S10+」は4,100mAhのバッテリー容量を搭載している。それに対して「Mi9」のバッテリー容量は3,300mAh。「Galaxy S10+」と比較するとやや物足りなさを感じる容量だ。バッテリーの持ちを重視するのであれば「Galaxy S10+」に軍配が上がる。

因みに、急速充電技術に関しては「Mi9」に軍配が上がり、、同梱されている充電器を使用することで最大27Wで充電を行うことができる。これによって充電が0%の状態から接続して30分で70%まで充電することができる。

イヤホンジャックは「Galaxy S10+」は搭載しているが、「Mi9」は非搭載。

「Galaxy S10+」と「Mi9」のディスプレイを比較

ここまで「Mi9」が優れている点が多めに出てきていたが、「Galaxy S10+」と「Mi9」で圧倒的に「Galaxy S10+」の方が優れているのがディスプレイの品質。まずはスペック的な違いを見てみる。

Xiaomiの「Mi9」は6.39インチのフルHD+解像度でAMOLEDディスプレイを搭載している。それに対して「Galaxy S10+」は6.4インチのQHD+解像度でDynamic AMOLEDディスプレイを搭載している。(Galaxy S10+のディスプレイはエッジ)

また、「Mi9」は中央上部に「水滴ノッチ」を搭載しているが、「Galaxy S10+」は2つのフロントカメラがディスプレイ右上に埋め込まれており、これをSamsungは「Infinity-O」ディスプレイと呼んでいる。現時点で有機ELディスプレイにパンチホール型のカメラを埋め込むHIAA技術はSamsung独占技術なんだとか。

「水滴ノッチ」と「パンチホール型」はデザイン的にどちらが好みかは完全に人それぞれだが、技術的な見方をするのであれば「Galaxy S10+」の方がより高度な技術が使用されている。「Infinity-O」ディスプレイの採用が「Galaxy S10」シリーズが高価になった要因の1つ。

さて、「Galaxy S10+」を含む「Galaxy S10」シリーズより初めて搭載された新しいディスプレイ「Dynamic AMOLED」ディスプレイは他のどのスマホが搭載するディスプレイよりも最高の色精度を持っている。高輝度モードでは前世代の「Galaxy S9」と比較して17%の輝度向上があり、勿論OLEDハードウェア性能も向上している。

あらゆる製品のディスプレイ品質を検査するDisplayMateはこれまでで最も高いA+ランクを「Dynamic AMOLED」ディスプレイを搭載する「Galaxy S10+」に付与しており、あらゆる項目で日以上に優れた評価を受けている。実際の見え方の違いについては実際に自分の目で見る必要があるが、「Galaxy S10」シリーズのディスプレイが他のどのスマホよりも美しいディスプレイを搭載しているというのは間違いない。

「Galaxy S10+」と「Mi9」のカメラを比較

「Galaxy S10+」と「Mi9」の背面のカメラはどちらもトリプルカメラ構成になっているものの、搭載しているセンサー類などは異なる。

まず、「Galaxy S10+」の背面のカメラは12MP(F/2.4)+12MP(F/1.5-F/2.4)+16MP(F/2.2)の3つ。12MPのメインカメラは(F/1.5-F/2.4)。2つ目のカメラは12MP(F/2.4)で望遠レンズとして機能する。3つ目のカメラは超広角レンズとして機能し、最大123°の視野角を提供する。センサーは16MP(F/2.2)望遠レンズは2倍光学ズームとして機能する。

「Mi9」の背面カメラは48MP(F1.75)+12MP(F2.2)+16MP(F2.2)の3つ。「Mi9」の一番上に搭載されているカメラは望遠レンズとして機能し、12MP(F/2.2)センサーが搭載される。このレンズは2倍光学ズーム機能を提供する。次に中央のカメラだが、このカメラが最も高画素な48MP(F/1.75 , 6P)を搭載しており、これがメインカメラとして機能する。センサーには高品質で有名なSonyの「IMX586」広角センサーが使用される。このカメラは広角レンズ(視野角79°)として機能する。一番下のカメラは16MP(F/2.2)の超広角レンズとマクロ撮影を機能を提供し、センサーはSonyの「IMX481」を使用する。このカメラの超広角レンズの視野角は117°まで対応する。

「Galaxy S10+」のみフロントカメラが2つ搭載されており、10MPのメインカメラと、8MPの深度カメラとして機能する。これによって、よりボケ感の強い写真を撮影することなどが可能になる。

「Mi9」のフロントカメラは1つ搭載されており、センサーは20MP。

実際にどちらのカメラのほうが優れているか。これを語るには僕のレベルでは難しいが、カメラの性能を評価するDxOMarkスコアを見てみると、「Galaxy S10+」のリアカメラは109、フロントカメラは96。「Mi9」のリアカメラは107、フロントカメラは不明。

どちらも綺麗と考えて良さそうだ。

「Galaxy S10+」と「Mi9」の価格差について

「Galaxy S10+」高くない?高い。僕もそう思う。

しかし、これには様々な理由がある。

全てを語るにはあまりに長くなってしまうが、意外と知られていないスマホが高くなる理由の1つにIP認証がある。これはIP68のような防水性能を該当製品が持っているかどうかを示す認証。「Galaxy S10+」は防水・防塵性能を持つことを示すIP68認証を取得しているが、「Mi9」は未取得。

因みに、OnePlusのスマホも未取得。OnePlusのスマホはIP認証を受けていないが、防水性能は結構高い。察しの良い方なら気づくと思うが、IP認証を取得するのにお金がかかるのだ。防水・防塵性能ありますよ。という証明を取得することによって、未取得のスマホよりも余計にコストがかかる。

これがまず1つ。

他にも様々な理由があると思うが、後はわかりやすく「Galaxy S10+」の方が似たような技術でもより優れたものを使用しているというところ。

「Galaxy S10+」と「Mi9」はどちらもディスプレイ内指紋認証機能を搭載している。しかし、「Galaxy S10+」はクアルコムの超音波センサーを使用しているのに対して「Mi9」は光学センサーを使用している。正直スピードだけを見ると2つのセンサーにあまり大差がないように思うが、光学センサーは正しく認証できるかどうかが手の状況に大きく影響される。

例を出すと光学センサーは手が濡れている状態だと上手に認証してくれないが、超音波センサーであれば手が濡れている状態でも問題ない。因みに油まみれの手でも同じ。

かと言って、超音波センサーは良いところばかりではない。超音波という特性上、ディスプレイが割れていたり、傷が入っていると認証できないとが分かっている。また、生産コストも光学センサーと比較して超音波センサーの方が高い。1センサーあたりの具体的なコストは不明だが、超音波センサーは光学センサーと比較して約3倍コストがかかると言われている。

このように同じ機能であっても使用するセンサー等に違いがあることが2つのスマホの価格が異なる大きな要因の1つ。

まとめ

僕が気になった「Galaxy S10+」と「Mi9」の違いをざっと上げてみたが、いかがだろうか。

正直どちらのスマホも魅力的で、プレミアムモデルとコスパに優れたモデルを比較するのって違うかな?とも思ったが、どちらのスマホも好きだからあえて比べてみた。

「Galaxy S10+」はお世辞にも安いとは言えないが、少なくとも「Galaxy S9」や「Galaxy Note9」等の1世代前のスマホユーザーでなければ買い替えて満足するだけの内容だとは思っている。

これについては「Mi9」も同様。価格が安い分、「Galaxy S10+」と比較して搭載されていない機能もあるが、それでもこの圧倒的なコストパフォーマンスはかなり魅力的。それでいてパフォーマンスは大差ない。

日本で正式な取り扱いが期待できるのは「Galaxy S10」のみで、Xiaomiの「Mi9」については正式な取り扱いは行われない。そのため、「Mi9」を購入する際は個人輸入サイトを経由して購入する必要が出てくる。

そして注意点としてXiaomiスマホは日本の3キャリアの対応バンド全てを網羅していない。docomoとソフトバンクのバンドについては基本的に対応しているが、プラチナバンド(バンド19)には非対応。またau回線が使用するバンドは認識が間違っていなければ対応していない。ソフトバンクのバンドには全て対応している。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう