Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」の発表が近づくに連れて多くの情報が明らかになってきており、実際に各シリーズのベンチマークについても目撃する機会が増えてきた。既に「Galaxy S10+」とコスパに優れた「Galaxy S10 Lite」のベンチマークがGeekbenchより発見されているが、現在標準モデルの「Galaxy S10」のベンチマークが新たに発見されている。

これまで発見されていたモデルはどれも「Snapdragon855」を搭載したモデルだったが、今回はじめて「Exynos9820」を搭載したモデルが発見されている。

2/5追記

現在、最適化済みと思われる「Exynos9820」を搭載した「Galaxy S10+」のベンチマークスコアがGeekbench上で明らかになっている。下記に紹介しているパフォーマンスよりも大幅に改善されており、「Snapdragon855」との差は殆ど無いと考えて良いかもしれない。

「Exynos9820」を搭載した「Galaxy S10」のベンチマーク(Geekbench)について

今回発見されたモデルは標準モデルの「Galaxy S10」でモデル番号は「SM-G973N」であることが確認できる。また、マザーボードが「universal9820」である事から搭載されているチップセットが「Exynos9820」であることも確認できる。これまでの情報から「SM-G973」のモデル番号を持つデバイスは標準モデルの「Galaxy S10」で、後ろに「N」が付いていることからこの「Galaxy S10」は韓国向けのモデルであることを意味する。他にも、このベンチマークスコアから「Galaxy S10」には6GBのメモリを搭載するモデルが存在することも確認できる。これまでの情報から8GBのメモリを搭載するモデルも存在すると言われている。

さて、発見された「Galaxy S10」には「Exynos9820」が搭載されているが、実際のパフォーマンスは2019年のフラッグシップモデルと呼ぶにはやや物足りない数値を示している。このスコアによると「Exynos9820」はシングルコアが4,382、マルチコアが9,570を記録している。

今回の情報を見ると「Exynos9820」はシングルコアのパフォーマンスは十分優れているようだが、マルチコアは2019年のフラッグシップモデルと呼ぶにはやや物足りない。「Snapdragon855」を搭載する「Galaxy S10」のベンチマークシングルコアが3,413、マルチコアが10,256を記録している。

「Exynos9820」の特性上マルチコアスコアは伸びづらい事はわかっているが、今回発見されたモデルの最適化度合いでは10,000を超えてくる可能性はあるといえる。Samsungは来月20日に「Galaxy S10」を発表すると言われていることから、約1ヶ月間の猶予が残されているということだ。そのため、今後「Exynos9820」を搭載した「Galaxy S10」の別のベンチマークスコアが発見される可能性は高い。

発表まで残り1ヶ月で、どこまで明らかにされるのか注目したい。

[source Geekbench] 
[via SamMobile]

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