ROCCATがメカニカルキーボードとメンブレンキーボードそれぞれの良い部分を持ち合わせたMembranicalキーを搭載した新しいゲーミングキーボードHorde AIMOを発表した。
メカニカルキーボードのメリットとしてしっかりした打鍵感や反応の良さ等があり、多くのゲーミングキーボードでも採用されている。
しかしながらメカニカルキーボードのデメリットは価格が高いことや長年使用によるチャタリングの発生などがあげられる。
チャタリングはメーカーそれぞれの作り込みと耐久性によって同じメカニカルキーボードでも大きく左右されるため、メカニカルキーボードのデメリットとは一概には言えないのだが…
メンブレンキーボードは現在作られている殆どのキーボードで採用されている方式で主流と言える。
メンブレンキーボードのメリットとしてとにかく安く生産できることが上げられる。
メンブレンキーボードのデメリットは打鍵感がメカニカルキーボードと比べて良くないことや、キーの反応性が悪いこと、更にメカニカルキーボードと比べて故障時はキー1つのスイッチ交換ではなく、キーボードそのものを買い替える必要性があることが上げられる。
打ちやすさ使いやすさよりも、とりあえず入力ができるデバイスを安く作ろうとなるとこうなるのは自然と言える。
ROCCAT Horde AIMOの特徴について
2つのキーボードの特徴をざっと紹介したところで、ROCCATが新しく発表したMembranicalキーボードのHorde AIMOについて見ていこう。
Membranicalキーボード、日本語にしたらメンブラニカルでいいのだろうか…想像の通りメンブレンキーボード+メカニカルキーボード=Membranicalキーボードだ。
Membranicalキーボードはメンブレンキーボードのメリットと、メカニカルキーボードのメリットの両方を持ち合わせてそれぞれのデメリットを補う設計になっている。
つまりMembranicalキーボードは打鍵感がしっかりし反応性が良く、メカニカルキーボードよりも安価と考えれば良さそうだ。
長時間触ってみないとMembranicalキーボードの本当の特性は見えてこないため今の段階ではまだわからない。
だがMembranicalキーボードの完成度が高いのであればこれからのゲーミングキーボードや打鍵感に拘ったキーボードでありながらコストパフォーマンスに優れた入門編のような製品に採用されるスタンダードとなるのかもしれない。
ゲーミングキーボードにおいて酷使するキーボードはWASDやシフト、スペースキー等がある。
これをメカニカルキーボードのメリットを取り入れたことで、メンテナンス性が向上したことはゲームをやるユーザーにとって大変よいことだろう。
カスタムキーやレイアウトはキーの識別や正確性を向上させるために一から設計、製作されている。
押しやすい場所に配置されたクイックファイアマクロキー、瞬時に明るさやdpi、音量等を変更可能なチューニングホイールとキー、更に1680万色からカスタマイズできるマルチゾーンRGBイルミネーションにより、Horde AIMOが市場でもっとも機能が豊富なキーボードとなっているため、他のゲーミングキーボードと比較してもROCCAT Horde AIMOの機能は申し分ないと言えるだろう。
ROCCAT Horde AIMOは長時間の使用を想定して疲労軽減のためのリストレストがついており、これが結構格好良い。
PC周りはスッキリさせたいからリストレストなんか要らないよ!というユーザーのためにこのリストレスト取り外し可能になっている。