Samsungは8月7日にニューヨークで開催する「Galaxy UNPACKED」で新型スマホ「Galaxy Note10」を発表する予定。
すでに多くの特徴が明らかにされているこのスマホだが、スペックについて気になる人も多いだろう。
特に気になっているのは恐らくチップセット。特に先日クアルコムが「Snapdragon855」のパフォーマンスを向上させた「Snapdragon855 Plus」を発表したばかり。そのため、「Galaxy Note10」は何を搭載するのか?と思うだろう。
その前に、Samsungの「Galaxy Note10」には地域によって搭載されるチップセットが異なる。これは従来の「Galaxy」スマホでも同じ。米国や日本で販売されるモデルにはクアルコムのチップセットが。韓国などの地域ではSamsungの独自チップセット「Exynos」が搭載される。
2019年3月に発売され始めた「Galaxy S10」には「Snapdragon855」若しくは「Exynos9820」が搭載されていた。
「Galaxy Note10」に搭載されるチップセットは?
結論だけ言うと、「Galaxy Note10」には「Galaxy S10」と同じ「Snapdragon855」が搭載される。「Snapdragon855 Plus」は搭載されない。
しかし、「Exynos」チップセットは「Galaxy S10」の「Exynos9820」(8nm)の弱点を克服した7nmプロセスで製造される「Exynos9825」が搭載される。
「Exynos9820」は8nmプロセスで製造されていることもあり、「Snapdragon855」と比較して全体パフォーマンスや消費電力の面で劣っていた。このチップセットの差を埋めるために開発されたのが「Exynos9825」だ。これは「Snapdragon855」と同じ7nmプロセスで製造される。(だからといって性能が同じになるわけではない)
「Galaxy Note10」には残念ながら「Snapdragon855 Plus」ではなく、通常の「Snapdragon855」が搭載されるが、最近発表されたこのチップセットは大幅にパフォーマンスが異なるわけではない。
「Snapdragon855 Plus」は主にゲームパフォーマンスの向上に焦点を当てており、GPU性能が約15%向上しており、CPUのクロック周波数が2.84GHzから2.96GHzへと向上している。
確かに性能は向上しているが、そもそも「Snapdragon855」がとても優れたチップセットになるため、ゲームパフォーマンスを再重視するわけではない限り、恐らく影響はあまりないのではないかと思われる。
[source WinFuture]
[via wccftech]