スマホの技術は年々、明らかに向上しておりここ数年は特にディスプレイとカメラ技術の向上が目覚ましい。
「Galaxy S10」シリーズのパンチホール型ディスプレイや、「OnePlus 7 Pro」のようなポップアップカメラ、そして1つのカメラがフロントカメラとしてもリアカメラとしても機能するフリップカメラの登場。
これらのカメラ機構の革新と並行してディスプレイの全画面化も明らかに進んでおり、上記の新しい技術は全てディスプレイのベゼルレス化に大いに役立っている。特にフリップカメラやポップアップカメラは完全全面ディスプレイを実現するために有効な方法の1つだが、昨今多くのOMEでは従来では考えられなかった新しいディスプレイ・カメラ技術の開発を続けている。
以前よりSamsungがディスプレイの下にカメラを埋め込む「UPS」と呼んでいる技術を開発していることを明らかにしている。Samsungを含め多くのOMEが類似の技術開発に取り組んでいるが、現在OPPOが画面の下にカメラを埋め込む技術の実機動画を公式に公開している。OPPOはこの技術を「Under Display Selfie Camera」と呼んでいる。この技術の登場によって2019年末~来年にかけて登場するであろうスマホが非常に楽しみになった。
OPPOのディスプレイ下にカメラを埋め込む新技術に関する実機動画
OPPOの副社長、Brian Shen氏がWeibo上に公開した動画は現在OPPOのTwitterアカウントでも共有されている。
https://twitter.com/oppo/status/1135393369113280512
OPPOが公開した全く新しいディスプレイの下にカメラを埋め込む技術がどういうイメージかわからない人はとにかく上記の動画を視聴してみて欲しい。従来では考えられなかった技術が2019年に現実的になっている。
Brian Shen氏によるとこのディスプレイ下にカメラを埋め込む技術はまだ初期段階であると言い、「現時点でディスプレイ下にカメラを埋め込む技術を使用して、普通のディスプレイ下に埋め込んでいないカメラと同じ品質を提供することは困難。現時点ではある程度の光学品質の劣化が確認できるはず。」と伝えた。そのため、この技術を使用するスマホが直ぐに登場するというわけではない。
どれだけ早くても2019年末。普通に考えれば早くて2020年代に登場するかも知れないというイメージでいる。
当然、OPPOもこの技術がいつ登場するのか、いつ頃量産されるのかについては言及していない。今後開発が進むことでさらに多くの情報が与えられるものと思われる。
次世代技術が現実になってきていることに非常に興奮している。今後どのようなスマホが登場するのか楽しみにしたい。
[source Weibo]
[via GizmoChina]