Googleが「Google I/O 2019」を開催し、同イベントで同社のスマホ用最新OS「Android Q」の最新ベータ版が多くのスマホ向けにリリースされた。
この対象として「OnePlus 6T」が含まれているが、OnePlusが現在「OnePlus 6」と「OnePlus 6T」向けに「Android Q」のデベロッパープレビュー(DP)版をOnePlusのフォーラム上でリリースしている。
OnePlusによるとこの「Android Q」のDP版は5月14日に発表される「OnePlus 7」シリーズ向けにもすぐに提供される予定だという。
Googleの「Android Q」は現在ベータ版がリリースされている状態であり、安定版のソフトウェアではない。そのため、OnePlusがリリースしているDP版でも多くの不具合や機能しないことがOnePlusや既に導入したユーザーによって報告されているため、現在報告されている不具合を簡単にまとめてみたいと思う。
もし「OnePlus 6」や「OnePlus 6T」、そして今後「OnePlus 7」シリーズで「Android Q」のDP版(1)を導入しようと考えている人がいれば参考になれば幸いだ。
以下に紹介するものは5月9日時点でリリースされている「Android Q」のDP版で報告されているものであり、今後アップデートを重ねることでこれらは修正される可能性が高い。
現在、「OnePlus 6/6T」向けに「Android Q DP2」アップデートがリリースされている。
【追記あり】「OnePlus 6/6T/7/7Pro」向け「Android Q」DP版で報告されている不具合まとめ
OnePlusがフォーラム上で挙げている既知の問題点は以下の通り。
- カメラ・ポートレートモードが機能しない
- アンビエントディスプレイが機能しない
- システムの安定性の問題(安定度が高くない/クラッシュ等)
- 次回のプレビュービルドで暗号化が変更予定
- このDP版では一部アプリが予想通りに機能しない可能性
- PCからスマホにロールバックをコピーできないMTPの問題
以下に紹介するのが既に「OnePlus 6/6T」で「Android Q」DP版を導入したユーザーがフォーラム上で報告した不具合一覧だ。
- バグが多い(原文:Buggy)
- 遅い(安定度や最適化の問題)
- クラッシュが多い
- 機能が不足している
- ホームボタンが反応しない
- Wi-Fiが不安定
- SIMシグナルを信頼されない
- 「Android Q」の特徴的なジェスチャー未実装(従来の3ボタンナビゲーションのみ)
- OxygenOSらしくない肉薄なAndroid
- ステータスバーのアイコンがズームされており、設定を変更しても正しく表示されない
- ダークテーマは実装されているが、通常カラーと混同する可能性がある
- クイックチャージ(急速充電)が機能していないという報告
以下追記分
「OnePlus 6/6T」向けにリリースされている「Android Q DP2」の既知の不具合が以下の通り。上記のDP1よりもかなり不具合は減っていることが確認できる。
- 緊急電話が機能しない
- エンハンス(拡張)VoLTEが機能しない
- 拡大スクリーンショットが機能しない
- 低確率で不安定になる問題
- アプリの互換性の問題
[source OnePlus]