Samsungが「Galaxy S10」シリーズ向けに2019年6月のセキュリティパッチを含む最新のソフトウェアアップデートをリリースしている。
このアップデートは「Galaxy S10e」、「Galaxy S10」、「Galaxy S10+」向けにリリースされており、2019年6月のセキュリティパッチだけでなく、Samsungの「One UI」に実装されているナビゲーションジェスチャー機能に関する変更が行われている。
Samsungが「Galaxy S10」等の複数デバイスに実装している最新のUIは「One UI」と呼ばれる。この「One UI」には「Android 9.0 Pie」の組み込み機能としてナビゲーションジェスチャー機能が実装されており、この機能を使用することで「Galaxy」スマホユーザーは標準のAndroidナビゲーションバーを非表示にすることができる。これはユーザーがディスプレイをより広く使用することができることにつながる。
今回「Galaxy S10」シリーズ向けにリリースされたこのアップデートをインストールすることで、この「ナビゲーションジェスチャー」機能使用時にスマホが振動する(バイブ機能が働く)ようになる。この振動効果はホーム画面に戻る際、最近使用したアプリを表示する際、そして1つ前の画面に戻る際の3パターン全てで機能する。
この「ナビゲーションジェスチャー」機能はとてもスタイリッシュな機能だったが、確かに作動したのかどうか確認しづらかったため今回のバイブ機能が働くようになるアップデートがユーザーにとって有り難い改善だと言えるだろう。
「ナビゲーションジェスチャー」の振動機能は設定より変更可能な「タッチバイブ」機能がオンになっている場合にのみ機能する。
このアップデートは現在ドイツやフランスなどの欧州地域を中心に展開されていることが確認されている。展開地域は今後段階的に拡大され、日本のdocomoやau等キャリアモデルも遅れて同じ内容のアップデートをリリースするのではないだろうか。
このアップデートのビルド番号は「Galaxy S10e」G970FXXU2ASF3が、「Galaxy S10」がG973FXXU2ASF3が、「Galaxy S10+」がG975FXXU2ASF3だ。アップデートの容量は253.04MB。
[via SamMobile]