Samsungは2019年2月に新しいフラグシップモデル「Galaxy S10」シリーズを発表する可能性が高く、既に「Infinity-O」ディスプレイを採用する可能性が高いことなど多くのことが明らかにされている。「Infinity-O」ディスプレイを採用したスマホは既にミドルレンジモデルの「Galaxy A8s」があるが、「Galaxy S10」にカメラは「Galaxy A8s」と比較してサイズが小さくなると言われている。

先日XDA-Developersから「Galaxy Note9」向け「One UI」のベータファームウェアが発見されたが、現在このファームウェアから「Galaxy S10」のものと思われる興味深いデータが明らかにされている。今回の情報で「Galaxy S10」シリーズのカメラに関する2つのことが明らかになったと言える。

「Galaxy S10」のカメラ用アニメーションは「Galaxy A8s」と共通か

今回新たに発見された「Galaxy S10」のものと思われる画像が上記のもので、これはカメラ起動状態でリアカメラ→フロントカメラへと変更した際にレンズ部分に表示されるアニメーション用の画像だ。そして下記が「Galaxy A8s」のカメラ切替時のアニメーションGIFだ。

GIFだとレンズ部分が小さいためアニメーションが分かり辛いが、画像のほうを見てもらえれば分かる通り、「Galaxy S10」のカメラ切替時のアニメーションと「Galaxy A8s」用のアニメーションは共通である可能性がある。また発見されたアニメーションが2通りあることからもう1つ分かることがある。

「Galaxy S10」シリーズにはやはりフロントカメラが2つ搭載されたモデルが存在

改めて上記画像を見てもらえれば分かるように、今回発見された画像は「Galaxy A8s」と同じシングルカメラ用のものと、デュアルカメラ用のものがある。これによって、やはり「Galaxy S10」シリーズにはフロントカメラが1つ搭載されたモデルと、フロントカメラが2つ搭載されたモデルが存在する可能性が高いことを意味する。

これはこれまでの情報から既に明らかにされていたことだが、フロントカメラが1つ搭載されているモデルは「Galaxy S10 Lite」と「Galaxy S10」(Galaxy S10 Edge)、そしてフロントカメラが2つ搭載されるモデルは「Galaxy S10+」と5G通信に対応する「Beyond X」と呼ばれるモデルだ。

Samsungの「Galaxy S10」シリーズには5G通信に対応する特別モデルが存在することが明らかになっているが、その詳細は不明な部分がまだ多い。しかし今回この5Gモデルが米国大手通信キャリア「Verizon」が取り扱うことが判明している。

これはコードネーム「boltq5gvzw」と名付けられたxmlデータがファームウェアから発見されており、これは「Verizon」ネットワーク向けの5G通信用のスマホのことを指している。またこのモデルは「bolt」と名付けられているようだ。気になる部分はこれまで「Beyond X」と名付けられていたモデルが5Gに対応するモデルだと思われていたが、今回「boltq5gvzw」と別に「beyondxqsq_vzw」というデータも見つかっている。これだけで「Beyond X」が5G対応モデルではないということではないが、敢えて分けられているという点は少し気になる部分ではある。

この5G対応モデルを絡めて「Galaxy S10」シリーズの話をすると正直混同してしまいがちなので、より詳細がわかるまでは様子を見たいところではある。特に日本では5G対応モデルを購入する必要が2019年時点ではないこともその理由の1つだ。「Galaxy S10」シリーズはザックリ搭載される機能等は明らかになっているものの、モデル毎に何が異なるのかについては混同気味だ。そのため、誤解のないように今後の情報にも注意したい。

[via XDA-Developers , wccftech , SamMobile]

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