Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」シリーズには多くの新機能が搭載されている。技術的に大きな進歩を見せたものとしてディスプレイが挙げられる。ディスプレイ右上に穴を開け、その穴の部分にカメラを配置する「Infinity-O」ディスプレイ。この技術はHIAA技術と呼ばれ、現在のところSamsung独占の技術だ。
また、「Galaxy S10」シリーズよりディスプレイの品質がこれまで以上に向上している。「Galaxy S9」や「Galaxy Note9」までは「Super AMOLED」ディスプレイと呼ばれていたが、今回の大幅な進歩によって「Dynamic AMOLED」ディスプレイと呼ばれるようになった。
穴を開ける技術や、実際の品質、どちらもこれまで以上に高度な技術を要する。これは画面が割れた時の修理が高額になることを意味する。
最新の情報によれば、「Galaxy S10」シリーズの画面の修理代は今までのモデルよりも高価になるようだ。
「Galaxy S10」シリーズ、画面の修理代は最大で約25,000円程か
「Dynamic AMOLED」ディスプレイと「Inftinity-O」ディスプレイの搭載から、画面の修理代はこれまで以上に必要になるようだ。
昨年のモデル、「Galaxy S9/S9+」のディスプレイに割れや不具合が起きた際の修理代は約4,700NT$~5,300NT$必要だった。しかし、今回の情報によると最も安価なモデルに位置づけられる5.8インチの「Galaxy S10e」の画面修理代に5,350NT$。6.1インチの「Galaxy S10」には6,450NT$。そして最も大きなディスプレイを持つ6.4インチの「Galaxy S10+」には7,100NT$必要になるという。(NT$は台湾ドル)
7,100NT$を単純計算で日本円に戻すと約25,000円程。
昨年の「Galaxy Note9」でも5,500NT$(約20,000円)であったことから、やはり「Galaxy S10」シリーズの修理代は昨年のモデルと比較しても効果になっている。
また、ディスプレイ内指紋認証機能が搭載されていることも価格可向上している要因の1つなのではないだろうか。
とはいえ、Appleの「iPhone XS」の画面修理代は279ドル(約29,000円)、「iPhone XS Max」が329ドル(約35,000円)、「iPhone XR」が199ドル(約22,000円)であることを考えると特別値段が高すぎるというわけではない。
「Galaxy S10」シリーズの落下テストなどを見てみると、「Gorilla Glass 6」を採用しているものの、割れに強いかと言われればそうではない。これまでのスマホ同様、落とすと割れてしまう。修理代が高くなっているため、大事に使うことをオススメする。