Samsungは2019年初めに発表すると言われている最新のフラッグシップモデル「Galaxy S10」で「Infinity-O」と呼ばれる次世代ディスプレイ技術を使用する可能性が高い。
「Inftiniy-O」ディスプレイはSamsungがSDC2018で発表したディスプレイ技術で、ほぼ全面ディスプレイにカメラ用の小さな穴が存在するといった特徴を持ったディスプレイだ。
これまでの情報から「Galaxy S10」には「Infinity-O」ディスプレイ技術が使用される可能性が高いが、Samsungがこの技術を最初に使用するのは「Galaxy S10」ではない。
Samsungは「Galaxy S10」だけでなく、新しいミドルレンジモデルの「Galaxy A8s」を開発していることが確認されており、この技術も「Infinity-O」技術を使用する。
「Galaxy A8s」は「Galaxy S10」よりも少し早く発表されると言われているが、最新の情報で「Galaxy A8s」が「Infinity-O」技術を使用するという噂は確信へと変わっている。
「Galaxy A8s」も「Infinity-O」ディスプレイを採用することが決定的に
「Galaxy A8s」が「Infinity-O」ディスプレイを採用するのが決定的になったのかというと、現在Samsungの「Galaxy A8s」はFCCの認証を通過しており、その文書内のスクリーンショットから「Infinity-O」の特徴が確認されたからである。
「Infinity-O」ディスプレイは冒頭でも伝えたように、ほぼ全面ディスプレイで、”カメラ用の穴”が存在するということ。
このカメラ用の穴はスマホ左上に搭載されることがSDC2018の際に明らかにした画像から分かっているのだが、それを踏まえて次の画像を見てもらいたい。
お分かりだろうか。
そう、スマホ上部に存在するステータスバーのアイコンが左上を避けているのだ。
これは「Galaxy A8s」が「Infinity-O」技術を使用するという期待通りの表示だ。
そしてこの情報に信憑性をもたせるのが米国連邦通信委員会(FCC)から見つかったということだ。
このスクリーンショットをもとに作られた「Galaxy A8s」のレンダリング画像Ben Geskin氏によって公開されている。
「Galaxy A8s」が「Infinity-O」ディスプレイを使用するということはほぼ間違いないと思われるが、Samsungはこのモデルを中国市場でのみ展開する可能性が高いと言われている。
中国市場で販売されれば、Etoren.com やExpansys等の個人輸入サイトで取り扱われる可能性があるとは思うが、日本での公式な取り扱いは期待しないほうが良いだろう。
また、「Galaxy A8s」は「Infinity-O」ディスプレイを使用すると言われているが、これまでの情報からBOEの液晶パネルが使用される可能性が高い。
「Galaxy S10」にも使用されるこの技術だが、根本的に違うのはこの使用されるパネル(Galaxy S10は有機EL)と、カメラの穴の大きさだ。
「Galaxy A8s」に開けられるカメラの穴は6.7mmだと伝えられているが、「Galaxy S10」はより小さく2-3mm内に納められるという。
よりスマートなディスプレイを期待しているユーザーは、2019年2月に開催されるMWC2019での発表が期待されている「Galaxy S10」を待つ必要がありそうだ。
続報に期待したい。
[source FCC][via SamMobile]