Samsungが「Gaalxy Tab S5e」と呼ばれる新型タブレットを発表した時に、多くのユーザーは困惑した。「Galaxy Tab S5」は発売されないの?と。「Galaxy Tab S5e」はデバイスの厚みがかなり薄いという大きな特徴を持っているが、チップセット的にミドルレンジモデルに位置付けられるため、「Galaxy Tab S4」の後継モデル、つまりハイエンドタブレットではないのだ。

そのため、「Galaxy Tab S5」と呼ばれるハイエンドタブレットは存在しないのか?と様々な憶測が飛び交ったが最終的にSamsungは「Galaxy Tab S4」の後継モデルの開発に取り組んでおり、コレまでの情報からこれは「Galaxy Tab S5」と呼ばれる可能性が高い。

既に「Galaxy Fold」のファームウェア解析から「Galaxy Tab S5」と思われるデバイスの存在が明らかにされている。その情報によると「Galaxy Tab S5」は「Snapdragon855」を搭載するのではないかと期待されている。

現在、そんな期待の大きい「Galaxy Tab S5」と思われるデバイスのモデル番号が明らかにされている。今回明らかにされたモデル番号はハイエンドタブレットのものであることは間違いないが、ちょっと奇妙なのだ。

「Galaxy Tab S5」と思われるモデル番号が判明 - 数字が飛んでる件について

現在、Samsungがモデル番号「SM-T860」と「SM-T865」と呼ばれる2つのモデルの開発に取り組んでいることがGalaxy Clubが受け取った情報から明らかにされている。末尾0はWi-Fiモデル、末尾5はLTEモデル。

「Galaxy Tab S」シリーズにはこれまで「SM-T8◯◯」のようなモデル番号が付けられている。具体的に「Galaxy Tab S2」が「SM-T81◯」、「Galaxy Tab S3」が「SM-T82◯」、そして現行「Galaxy Tab S4」が「SM-T83◯」だ。

さて、ここで疑問を抱く方がいるかも知れない。これまでの流れから見れば「Galaxy Tab S5」には「SM-T84◯」というモデル番号が付けられるはずだ。しかし、Samsungが現在開発に取り組んでいるモデルは「Sm-T86◯」なのだ。

現時点でモデル番号が飛んでいる理由については不明だが、Samsungがこれまで行ってきた「Galaxy Tab S」シリーズに何らかの見直しを行ったからではないかと推測することができる。

何らかの見直しってなんだよ?と聞かれるとこれも現時点では不明だが、少なくともこれまでの「Galaxy Tab S」タブレットには1世代前のチップセットが搭載されること常だった。「Galaxy Tab S4」は2018年に発売されたが、昨年のフラッグシップモデルに搭載されるチップセットは「Snapdragon845」、しかし実際にこのタブレットに搭載されたのは「Snapdragon835」だった。

「Galaxy Tab S5」にはこれまでの情報から「Snapdragon855」が搭載されるのではないかと言われているため、これまでとの違いの1つは恐らくパフォーマンス面の見直しになるのではないかと思われる。

勿論、これらの推測及び今回発見されたモデル番号が間違いなく「Galaxy Tab S5」のものであるという証拠はない。そのためいつものように参考程度にとどめておくことをおすすめするが、Samsungがこれまでとは違う動きを見せていることは間違いない。

今後の情報に注目したい。

 

[source GalaxyClub] 
[via SamMobile]

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