Samsungは今月20日に開催する「Galaxy UNPACKED 2019」で新型スマホ「Galaxy S10」を発表する予定だ。これまでに多くの情報が明らかになっており、「Galaxy S10」シリーズには「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」に加えて新しく「Galaxy S10e」と呼ばれるコストパフォーマンスに優れたモデルが存在することが分かっている。
発表がもう間もなくに近づいていることも有り、先日WinFutureによって「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」の公式プレス画像がリークされた。これによって2つの新型スマホの詳細なデザインを知ることができたが、現在WinFutureによって「Galaxy S10e」の公式プレス画像についても明らかにされている。
画像を見ると、やはり「Galaxy S10e」は「Galaxy S10/S10+」と異なり背面のカメラはデュアルカメラになるようだ。また、フラットディスプレイを採用していることも確認できる。
「Galaxy S10e」はフラットディスプレイ・フロント1・リア2カメラが特徴
「Galaxy S10e」は初期段階のリークよりフラットディスプレイを採用すると言われていたが、やはり上記のプレス画像のリークを見ても分かるようにフラットディスプレイを採用しているようだ。また、背面のカメラはデュアルカメラを搭載していることも分かる。「Galaxy S10e」は他のモデルと同様「Infinity-O」ディスプレイを採用しており、フロントカメラは「Galaxy S10」と同じく右上に1つ搭載されている。
また、他のモデルと比較すると左右のベゼルが広くなっていることも確認できる。これはAppleの上位モデル「iPhone XS/XS Max」と「iPhone XR」と同じような差別化ポイントになってくる。
カラーリングも「iPhone XR」を強く意識していることが明らかで、様々なカラーリングが用意される見通しだ。現時点で伝えられている情報によると「Galaxy S10e」には他のモデルにも存在するカラーリング「ブラック」「グリーン」「ホワイト」に加えて「イエロー」と「ブルー」系統のカラーリング存在するようだ。「ブルー」に関しては発売時点では用意されずタイミングを見て投入されるという。
さて、コストパフォーマンスに優れた「Galaxy S10e」だが、「Galaxy S10」シリーズ全体通して言えることは価格が高い。また、「Galaxy S10e」と標準モデルの「Galaxy S10」の変更ポイントは正直少ない。のため「Galaxy S10」シリーズ内でこれらのモデルを比較すると差別化ポイントが少ないなあと思ってしまう。
しかし、「Galaxy S10e」のライバルは「Galaxy S10」や「Galaxy S10+」ではなく、明らかにAppleの「iPhone XR」だ。「iPhone XR」と「Galaxy S10e」を比較すると様々な違いが見えてくるため、ユーザーによって選択に差が出てくるのではないかと思われる。
例えば、「iPhone XR」の背面のカメラはシングルカメラになっているが、「Galaxy S10e」の背面カメラはデュアルカメラ構成になっている。これによってより優れたボケ感等を演出することができる、等々…。勿論、実際に優れたカメラ品質なのかどうかは発売後のお楽しみ。あくまでも現時点では例だ。
他にも、「iPhone XR」(iPhone XSも)にはディスプレイ上部に大きなノッチが搭載されている。このノッチ部分には「Face ID」と呼ばれる高度な顔認証技術を使用するためのセンサーやフロントカメラが搭載されている。一方で「Galaxy S10e」には「Face ID」程優れた顔認証技術が存在しない代わりに「Infinity-O」ディスプレイを採用している恩恵としてディスプレイ右上にカメラがコンパクトに収められている。
これらの違いはユーザーの好きなデザインがどちらかで選択が大きく変わるポイントだ。
このように同ジャンルに位置づけられる「iPhone XR」と比較してみると様々な違いが見えてくる。まだ発売前ということも有り、リークされてくる情報を基に「Galaxy S10」シリーズ内で比較しがちだが、実際に比較するべきは同価格帯であり、明らかに意識して作られているAppleの「iPhone XR」だろう。
Samsungは今月、2月20日に「Galaxy UNPACKED 2019」イベントを開催し、「Galaxy S10」シリーズを発表する見通し。今後さらに多くの情報が明らかになることに期待したい。