Googleのフラッグシップモデル「Pixel 3」シリーズには現時点で2つのラインナップが存在し通常モデルの「Pixel 3」と大きなディスプレイとノッチを持った「Pixel 3XL」の2種類だ。
この2種類のGoogleスマホは日本のソフトバンクとdocomoもラインナップの1つとして取り扱いを開始しており、今までよりも一般ユーザーの手にとってもらえるような環境が整ってきている。
しかしこのGoogleの「Pixel 3」に限った話ではなく、最近のフラッグシップモデルはAppleの「iPhone XS」やSamsungの「Galaxy S9」や「Galaxy Note9」も価格が高騰している。
開発コストなど様々な理由があってのことではあると思うが、我々消費者にとってその背景は知ったことではないというのが本音。
そこで最近はこのフラッグシップモデルに加えてコストパフォーマンスに優れたモデルをもう1つ用意する傾向にあり、Appleも「iPhone XR」というモデルを用意している。
またSamsungが来年初めに発表する予定の「Galaxy S10」シリーズにもコスパに優れた「Galaxy S10 Lite」(仮称)が存在することがこれまでの情報から明らかになっている。
察しの言い方なら分かるかもしれないが、そう。Googleも「Pixel 3」シリーズにコスパに優れたモデルを用意しているようなのだ。
「Pixel 3/3XL」に並ぶ新しいコスパに優れたモデルとして「Pixel 3 Lite」と呼ばれる廉価版のモデルの実機画像やスペックが現在明らかにされている。
Google「Pixel 3」の廉価版モデル「Pixel 3 Lite」の特徴
「Pixel 3 Lite」の存在自体は以前から明らかにされていたが、実機画像やスペックが明らかにされたのは恐らく今回が初めて。
「Pixel 3 Lite」の特徴は様々あるが、基本的な特徴は「Pixel 3」と変わらず、ディスプレイは5.56インチのディスプレイを搭載している。
通常の「Pixel 3」はAMOLEDだが、「Pixel 3 Lite」はIPSパネルを使用し解像度は2220×1080。
細かなスペックは後述するとして、このスマホにはイヤホンジャックが搭載されていることが特徴の1つとして挙げられる。
また、「Pixel 3」や「Pixel 3XL」は背面がガラスパネルになりワイヤレス充電に対応したが、「Pixel 3 Lite」はガラスは使用されずプラスチックが背面のパネルとして採用されている。
「Pixel 3 Lite」のスペックについて - 「iPhone XR」のライバルにはならない可能性
ディスプレイ | 5.56インチ IPSパネル |
解像度 | 2220×1080 |
CPU | Snapdragon670 |
GPU | Adreno615 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 32GB(microSDは非対応) |
バッテリー | 2915mAh |
リアカメラ | 12MP |
フロントカメラ | 8MP |
OS | Android 9.0 Pie |
ポート | USB-C , 3.5mmイヤホンジャック |
現在判明している「Pixel 3 Lite」のスペックは上の通りで、基本的には問題ないと思うが、搭載しているチップセットはミドルレンジモデルに位置づけられるクアルコムの「Snapdragon670」を採用しているようだ。
Appleの「iPhone XR」は他の2モデルと同じ「A12 Bionic」チップが搭載されていたが、この「Pixel 3 Lite」は同じ3シリーズでありながら搭載しているチップセットは異なる。
「iPhone XR」の場合はこれらのことからコスパに優れたモデルに位置づけられてるとは言え、いうほど安くないのだが…
そのため「Pixel 3 Lite」は同じ「Pixel 3」シリーズに位置づけられるが、思い切りコストパフォーマンスに優れたモデルになることが予想される。
また、「Snapdragon670」は現時点でアジア市場でのみ使用されているチップセットあることから、米国などの市場では販売されず一部の市場でのみリリースされる可能性もあるといえる。
そんな「Pixel 3 Lite」の価格は440~500ドルになる可能性が高いと見られており、確かに「Pixel 3/3XL」と比較してもかなり安価なようだ。
この「Pixel 3 Lite」に関する情報は詳細を待つ必要があるが、年末から2019年第1半期にかけて発表・発売される可能性が高いと思われる。
[via Android Police]