OnePlusが先日新しく発表した「OnePlus 6T」にはSnapdragon845や最大8GBのメモリ、「OnePlus 6」よりも大きな6.41インチのディスプレイ、そしてOnePlusスマホで初めて「Screen Unlock」と呼ばれるディスプレイ内指紋認証技術が搭載されている。
「OnePlus 6T」の特徴は様々あるが、バッテリー容量が3700mAhと「OnePlus 6」よりも400mAh大きくなったデメリットとして、3.5mmイヤホンジャックを廃止しているが、これについて一部ユーザーから反対意見をよく見かける。
また、より大きなバッテリー容量が搭載されているものの「OnePlus 6T」はワイヤレス充電をサポートしていない。
OnePlusのCEOを務める、Pete Lau氏は「OnePlus 6T」でイヤホンジャックを廃止した理由とワイヤレス充電をサポートしていない理由について説明している。
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なぜ「OnePlus 6T」はイヤホンジャックを廃止したのか
Pete Lau氏は最初に「全てのユーザーが納得する製品を作ることは不可能だ」だと言った。
OnePlusが「OnePlus 6T」でイヤホンジャックを廃止した大きな理由として、より大きなバッテリーを搭載するためとディスプレイ内指紋認証機能を実現するためのスペースを作るためだという。
また、イヤホンジャックを実際に廃止するに至ったもう1つの理由としてLau氏は、OnePlusの調べでは既に多くのユーザーがワイヤレスイヤホン/ヘッドホンを利用しており、数字にして既に60%を超えるユーザーがワイヤレス機器を利用していることから、イヤホンジャックを廃止することに決めたという。
「OnePlus 6T」がワイヤレス充電をサポートしていない理由
最近の多くのフラッグシップモデルやミドルレンジモデルの多くがワイヤレス充電をサポートする傾向にある中、OnePlusが先日発表した「OnePlus 6T」はワイヤレス充電をサポートしていない。
その理由についても説明しており、結論から言うと「OnePlusにはまだワイヤレス充電の技術がない」とLau氏は述べた。
OnePlusが新たな機能などを実装する際に設定する目標値は非常に高いことは「Screen Unlock」機能から明らかだ。
「OnePlus 6T」に実装された「Screen Unlock」機能はディスプレイに指を触れてから僅か0.34秒でロックを解除することができる。
この目標値に達することが出来なかったため、「OnePlus 5T」や「OnePlus 6」ではプロトタイプが作成されたものの最終的には実装されなかった。
これと同じようにOnePlusがワイヤレス充電をスマホやデバイスに実装する際に求める目標値が高く、現時点でその数値に達していないということだ。
これが「OnePlus 6T」でワイヤレス充電をサポートしていない理由だという。
これは同時にOnePlusの「OnePlus 7」のような将来のスマホでワイヤレス充電がサポートされる可能性が高いことを意味する。
2019年前半に発売が期待されている「OnePlus 7」は5Gネットワークのサポートとワイヤレス急速充電機能の実装が期待されている。
「OnePlus 7」の詳細は2019年初め辺りから明らかになり始めるはずだ。