
Samsungが期待通り8月9日のイベントで最新のスマートウォッチ「Galaxy Watch」を公式に発表した。
「Galaxy Watch」はSamsungの「Gear S3」の後継機器となり、リブランドされたものだ。
Samsungがスマートウォッチを「Galaxy Watch」へとリブランドしたことで、搭載するOSもGoogleのWear OSになるのではないかと言われていたが、Samsungは「Gear S3」と同じTizenOSを搭載することに決定したようだ。
新しいスマートウォッチに搭載されるTizenOSは4.0と最新のものになる。
TizenOSは現在ウェアラブル端末以外の用途では悲しいほど使われていないことから、「Galaxy Watch」への搭載が危ぶまれたが、とりあえず継続らしい。
目次
「Galaxy Watch」の特徴
「Galaxy Watch」は基本的なデザインや操作性などは「Gear S3」を引き継ぐものと考えていいだろう。
デバイスには2つの異なるサイズが用意されており、大きさは42mmと46mmだ。
「Galaxy Watch」はこれまでと比べてバッテリーの持ちがとても優れており、より大きな46mmのモデルはフル充電から約7日(1週間)持つという。
コンパクトな42mmのモデルはバッテリー容量が、46mmよりも少ないが、それでも3日は持つようだ。(細かなスペックは後述)
また「Galaxy Watch」にはLTEモデルと、Bluetoothモデルが用意される。
筐体のモデルは3種類用意されているが、OLEDパネルに表示される盤面は、Samsungが予め用意するもので約6万種類あるという。
バンド部分もSamsungが提供するオプションやサードパーティ製のもので、自分好みにカスタムすることができるだろう。
「Galaxy Watch」はSamsungのAIアシスタント「Bixby」をサポートすることも明らかになった。
「Galaxy Watch」のディスプレイ周りについて
Samsungは「Galaxy Watch」に2つの異なるサイズを用意しており、46mmと42mmのモデルが存在する。
それぞれディスプレイサイズが少しだけ異なるが、どちらのモデルも解像度は共通で360×360だ。
- 「Galaxy Watch 46mm」:1.3インチ
- 「Galaxy Watch 42mm」:1.2インチ
また搭載するパネルは円形のSuper AMOLEDディスプレイを採用する。
CorningのGorilla Glassを使用することで、日常の傷などにも対応することができるという。
「Galaxy Watch」は「Gear S3」と操作感が異なることが事前情報で伝えられていたが、基本的な操作感は変わらないようだ。
基本的な操作は引き続きディスプレイの回転ベゼルを回すことで操作することが可能だ。(TizenOSを搭載したことで残すことが出来た…?)
「Galaxy Watch」の搭載される強力なスペック
「Galaxy Watch」に搭載されるチップセットはデュアルコアの1.15GHzで動作する、Samsungの新しいExynos9110が搭載されることがわかった。
また、メモリはLTE版とBluetooth版で異なる容量を搭載する。
LTE版「Galaxy Watch」には1.5GBのメモリを搭載し、Bluetooth版「Galaxy Watch」には768MBのメモリが搭載される。
内蔵ストレージはどのモデルも共通で、4GB搭載される。
時計を使用しているとどうしても時計が濡れる場面に遭遇すると思うが、安心して欲しい。
「Galaxy Watch」はIP68認証を取得しており、耐水性は最大50Mまで耐えることができる。
「Galaxy Watch」はアメリカ国防総省が制定するMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠して製造されている。
また、スペック面で特に特出している点は明らかにバッテリーだ。
バッテリーは46mmと42mmで異なる容量が搭載される。
- 「Galaxy Watch 46mm」:472mAh
- 「Galaxy Watch 42mm」:270mAh
この大容量バッテリーを搭載することで、最大7日間バッテリーが持続する。
「Galaxy Watch」のリリース日や価格について
Samsungは新型スマートウォッチ「Galaxy Watch」を米国で8月24日にリリースする予定だ。
また、8月31日に韓国でリリースし、その他の地域は9月14日のリリースを予定しているという。
つまり「Galaxy Watch」の日本での公式リリースは9月14日以降ということになる。
気になるLTEモデルの価格は現時点で明らかにされていないが、「Galaxy Watch」のBluetoothモデルの価格は以下の通りだ。
- 「Galaxy Watch 42mm」Bluetooth版:329.99$
- 「Galaxy Watch 46mm」Bluetooth版:349.99$
LTEモデルは米国での対応キャリアは既に明らかにされており、2018年後半にAT&T、T-Mobile、Sprint、Verizonが取り扱う予定だという。
Galaxy Watch Specifications | ||
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モデル | Galaxy Watch 46mm Silver | Galaxy Watch 42mm Midnight Black Galaxy Watch 42mm Rose Gold |
ディスプレイ | 1.3” (33mm), Circular Super AMOLED (360 x 360) Full Color Always On Display Corning® Gorilla® DX+ |
1.2” (30mm), Circular Super AMOLED (360 x 360) Full Color Always On Display Corning® Gorilla® DX+ |
サイズ | 46 x 49 x 13 63g (ストラップなし) |
41.9 x 45.7 x 12.7 49g (ストラップなし) |
ストラップ | 22mm (交換可能) オプション: Onyx Black, Deep Ocean Blue, Basalt Grey |
20mm (交換可能) オプション: Onyx Black, Lunar Grey, Terracotta Red, Lime Yellow, Cosmo Purple, Pink Beige, Cloud Grey, Natural Brown |
バッテリー | 472mAh | 270mAh |
チップセット | Exynos 9110 Dual core 1.15GHz | |
OS | Tizen OS 4.0 | |
メモリ | LTE版: 1.5GB RAM + 4GB内蔵ストレージ Bluetooth版: 768MB RAM + 4GB内蔵ストレージ |
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接続 | 3G/LTE, Bluetooth®4.2, Wi-Fi b/g/n, NFC, A-GPS/Glonass | |
センサー | 加速度計、ジャイロ、気圧計、HRM、アンビエントライト | |
充電 | WPCに準拠したワイヤレス充電 | |
耐久性 | 5ATM + IP68 / MIL-STD-810G | |
互換性 | Samsung: Android 5.0以降 その他のAndroidデバイス: Android 5.0以降 iPhone 5以上, iOS 9.0以降 ※一部の国では、Samsung以外のスマートフォンを使用したGalaxyウォッチのモバイルネットワークのアクティベーション機能が利用できない場合があります |