OnePlusが先日発表した「OnePlus 8」シリーズの上位モデルに位置づけられる「OnePlus 8 Pro」でディスプレイの表示不具合があると報告され、次のアップデートで修正予定とアナウンスされていたが、現在「OnePlus 8」及び「OnePlus 8 Pro」向けに不具合修正を含む最新のソフトウェアアップデート「OxygenOS 10.5.3/10.5.5」がリリースされている。
→「OnePlus 8 Pro」でディスプレイの不具合が発生 - 今後のアップデートで修正予定
このアップデートには先日報告されていたディスプレイの表示不具合を一部修正する内容が含まれている。また、カメラについての内容も含まれており暗所でのフォーカス精度の向上等が行われている。
このアップデートのビルド番号は地域ごとに異なるため、少しややこしいが以下の通り。
- OnePlus 8 Pro:OxygenOS 10.5.5(地域問わず共通)
- OnePlus 8[IN/NA]:OxygenOS 10.5.4
- OnePlus 8[EU]:OxygenOS 10.5.3
「OnePlus 8/8Pro」向け「OxygenOS 10.5.3/10.5.5」の内容
- システム
- 画面端のタッチ感度を最適化
- ディスプレイエフェクトを最適化
- モーショングラフィックのスムージングにおけるビデオの滑らかさの改善(8Proのみ)
- 既知の不具合修正とシステムの安定性を向上
- バッテリー (8Proのみ)
- 就寝(Bedtime)モードのインタラクションエクスペリエンスの簡略化
- カメラ
- 暗い環境でのホワイトバランスとフォーカス精度の向上
- 滑らかさと安定性の向上
- ネットワーク
- ギリシャのVodafone VoWiFiを有効にする(EUのみ)
- モバイルデータとWi-Fi伝送の安定性を強化
[source OnePlus8, OnePlus8Pro]
ディスプレイの不具合は修正されたのか
今回のアップデートには「ディスプレイエフェクトの最適化」というものが含まれており、とても漠然だがこれが報告されたディスプレイ不具合の修正を含むものだと思われる。
Android Policeが所有する「OnePlus 8 Pro」では低輝度時に緑色に変色し正しく表示されない不具合自体は確認できないが、今回のアップデートでは「OnePlus 7 Pro」や「OnePlus 7T」程美しいものとは言えなかったとのこと。そのため、同メディアではこの不具合修正を一部修正だと位置付けている。
また、黒色が潰れたり切り取られたりする不具合も”やや”改善されているとのこと。そのため、今後も表示改善に関するアップデートがリリースされる可能性が高い。
その他エッジ部分のタッチ感度を改善する内容も含まれており、誤タッチは以前よりも良くなったとのこと。
「Galaxy S20 Ultra」と「OnePlus 8 Pro」はどちらもSamsung Display製で120Hz対応パネルという共通点を持つ。様々な意見があるが、120Hzは単にオーバークロックによるもので技術的な無理が生じているのではないかとの見解もある。勿論、これに関しては確固たる証拠がないため推測の1つだが、もし技術的な問題であるのであれば完璧に修正することは極めて困難であることを意味する。
ソフトウェアの改善による解決を祈っている。新しい情報が分かり次第お伝えしたいと思う。
[source Android Police]