Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」は2019年2月に発表された。その当時の予定通りであれば3月に発表を迎える予定だったが、ディスプレイの欠陥など様々な問題が発覚したことから発売を延期した。その後、ディスプレイだけでなくヒンジ部分も改良した新「Galaxy Fold」の発表を7月に発表し、発表にこぎつけたのは年後半の9月だった。
実際に発売を迎えた「Galaxy Fold」というと発売が開始された国では数分のうちに売り切れてしまうほどの人気。
しかし、「Galaxy Fold」は初めての折りたたみスマホということもありSamsungは最初から生産台数を絞っており、各地で売り切れが続出していたのは爆発的な需要だけでなく絞られた供給によるものだと多くのユーザーが理解しているはずだ。
2019年中には「Galaxy Fold」の販売台数が100万台を突破したと一部で伝えられたが、これについては直後にSamsung公式が否定している。
では一体いくつ販売したのか。現在Samsung MobileのCEO、DJ Koh氏がCES2020で「Galaxy Fold」の販売数について明らかにしている。
「Galaxy Fold」発売から少なくとも40万台以上を販売
DJ Koh氏がCES2020で伝えた内容によると、Samsungは「Galaxy Fold」の発売から今まででおよそ40万台~50万台を販売することに成功しているという。
これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれだとは思うが、「折りたたみスマホ登場1年目」+「2000ドル(20万円超え)」という事を考えると素直に凄いことなのではないかと思われる。
この販売台数だけで今後も折りたたみスマホの需要がある、という話ではないが、少なくとも世の中は「折りたたみスマホ」という新種に興味をいだいていることは間違いない。
2000ドルという非常に高価なデバイス故、確信が持てないと買わないユーザーも居るだろう。勿論、スマホにそんな値段はありえないという人も多いはずだ。
Samsungは当然この心理を理解しており、現在開発している「Galaxy Fold2」(仮称)では初代から販売価格がグッと引き下げられ約845ドル(約90,000円)程で発売するのではないかという情報がBloombergによって伝えられている。
「Galaxy Fold」と「Galaxy Fold2」はそもそも折りたたみスマホ方式も異なるため、値段だけでは測れないが、2020年はより多くのユーザーが「折りたたみスマホ」を手に取る機会が増える可能性が高いと思われる。
Samsungは2020年2月11日に開催する「Galaxy UNPACKED」で新型スマホ「Galaxy S20」シリーズに合わせて「Galaxy Fold2」も発表する予定だ。
[source YonhapNews]
[via SamMobile]