Samsungが「ISOCELL Slim GH1」と呼ばれるスマホ向けの新しいカメラセンサーを発表している。「ISOCELL Slim GH1」は業界で最も小さなピクセルサイズ0.7マイクロメートル(μm)を採用していることが大きな特徴で、「スリムな全面ディスプレイデバイス」に最適なハードウェアになるという。

昨今のスマホは本体の中に隠れているポップアップカメラや、極めて小さなベゼルや「水滴ノッチ」などのデザインがトレンドとなっているが、Samsungが今回発表したこのセンサーは説明からスマホのフロントカメラで使用することができるものであることを示唆している。

「ISOCELL Sliim GH1」は43.7MPのセンサーで、Samsungが最近発表した108MPセンサーと比較するとピクセルサイズはおよそ半分。ピクセルサイズが小さいということはそれだけ暗い場所での写真撮影が困難になる可能性が高くなるが、Samsungの「GH1」は「pixel-merging Tetracell」(ピクセルマージング テトラセル)技術を採用することで、このデメリットを克服している。この技術を使用することでピクセルサイズ1.4μmのセンサーと同等レベルを実現できるのだとか。

「Pixel-Merging Tetracell」技術について簡単に説明すると、異なる露出で同じシーンの複数のフレームを結合することで明るい画像を形成する、とのこと。なんだかとんでもない技術のように聞こえるが、この技術自体は既に殆どのスマホで使用されている。

スマホで動画を撮影すると写真で撮影したときよりも視野角が狭くなることがあるが、この点を「ISOCELL Sliim GH1」は克服している。方法としてこのセンサーは4K解像度の動画を撮影する時に3984×2740とやや大きな解像度で動画を撮影し、その後3840×2160へとトリミングする事で視野角を損なわない動画を撮影することを可能にする。

他にもデュアルピクセルオートフォーカスやジャイロベースの電子手ブレ補正(EIS)やリアルタイムHDR等の機能をサポートする。

Samsungは2019年末までに「ISOCELL Sliim GH1」を量産予定。このセンサーが具体的にどのデバイスで使用されるかについては言及されていないが、中国OEMのデバイスやSamsungの「Galaxy A」シリーズ等に搭載されるのではないかと思われる。

 

[source Samsung] 
[via SamMobile]

 

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