Samsungの新型スマートウォッチ「Galaxy Watch Active2」が正式に発表されている。

公式発表以前から多くの特徴が明らかにされていた「Galaxy Watch Active2」だが、これまでの「Galaxy Watch Active」と比較してデザイン面で大幅な変更が加えられているわけではないが、機能面で重要なアップグレードを受けている。

Samsungによると「Galaxy Watch Active2」は健康と接続製に重きをおいたスマートウォッチになっているという。お伝えするのが1日遅れてしまったがこの時計の特徴を改めて紹介していきたい。

「Galaxy Watch Active2」のディスプレイやスペックについて

「Galaxy Watch Active2」にはサイズの異なる2つのモデルが用意されており、小さいモデルが40mm、大きいモデルが44mmとなっている。

40mmのモデルには1.2インチのディスプレイが搭載されており、44mmモデルには1.4インチのディスプレイが搭載される。解像度はどちらも360×360でパネルはSamsungの「Super AMOLED」ディスプレイが使用されている。

また、両モデル共にRAM容量は768MBとなっており、ストレージは4GB。チップセットには「Galaxy Watch Active」と同じ「Exynos9110」が搭載されている。また、「Galaxy Watch Active2」にはLTEモデルとWi-Fiモデルが用意されているが、LTEモデルのみRAM容量が1.5GBへと引き上げられている。

さて、次に40mmの「Galaxy Watch Active2」には247mAhのバッテリーが搭載され、44mmのモデルには340mAhのバッテリーが搭載されている。

接続性に重きをおいたと伝えられているこの時計はBluetooth5.0に対応し、スマホやタブレットなどのデバイスとストレスなく接続することができる。

そして「Galaxy Watch Active2」はそのデザインからも分かるようにスポーツやフィットネスなどでの使用を想定して設計されていることもありIP68規格に準拠した防水性能を備えている。そして時計本体は軍用レベルの堅牢性を示す「MIL-STD-810G」認証を取得している。

「Galaxy Watch Active2」に搭載された新技術「タッチベゼル」

「Galaxy Watch Active」シリーズは「Active」のつかない「Galaxy Watch」には存在する物理的な「回転ベゼル」が搭載されていない。Samsungのスマートウォッチと言えば、「回転ベゼル」だと言われるほどこの操作性は浸透していたが、「Galaxy Watch Active2」のように運動時を想定した時計の場合「回転ベゼル」は重量の面でネックになってしまう。

そのため、Samsungは「Galaxy Watch Active」で物理的な「回転ベゼル」を廃止することに決定した。そのため従来の操作感を「Galaxy Watch Active」で味わうことはできなかったが、新しく発表された「Galaxy Watch Active2」には「タッチベゼル」と呼ばれる代替技術が搭載されており、この技術の実装によってユーザーに快適な操作性を提供する。

「タッチベゼル」は物理的な技術ではなく、見た目ではわからないため「火葬ベゼル」とも呼べるだろう。このタッチベゼルは時計の周りのベゼル部分を時計回りや反時計回りに指を動かす(スワイプする)ことで「Galaxy Watch Active2」のUIを操作することができる。

また、Samsungはこの「タッチベゼル」の実装でより自然なユーザーエクスペリエンスを提供するためにスマートウォッチ用の「One UI」もアップグレードさせている。

「Galaxy Watch Active2」に新しく搭載されたセンサー

「Galaxy Watch Active2」はその「Active」という名前からも想像できるように様々な運動場面で役立つ多くの機能を搭載している。

ランニング、ウォーキング、サイクリング、水泳等々、その他多くの運動場面で自走的にセンサーがアクティブ状態になり、ランニングペースなどを監視することができる。合計で39のワークアウトを監視することができる「Galaxy Watch Active2」には最新のランニングコーチが存在しており、ユーザーのランニングペースをリアル大雨に監視してくれるという。

時計の背面に搭載されているHealthセンサーが改善されており、従来もより高速に読み取ることが可能になっている。ユーザーのストレスや睡眠の質などを監視する機能も搭載されている。

「Galaxy Watch Active2」には新しく心電図センサーが搭載されているが、これはSamsungがFDAの認証を受けるまで機能を使用することができない。これはSamsungが認証を受けた後にリリースするソフトウェアアップデートで有効にされるはずだ。

認証時期は明らかにされていないが、以前のリーク情報によれば2020年までに許可を得るのは難しいだろうと伝えられている。

「Galaxy Watch Active2」のカラーリング

「Galaxy Watch Active2」の筐体ケースにはアルミニウムモデルとステンレスモデルが存在する。アルミニウムモデルは発売時点で3色のカラーリングが用意されており、それぞれクラウドシルバー、アクアブラック、ピンクゴールドと呼ばれる。

ステンレスモデルはブラック、シルバー、ゴールドの3色が用意されている。ちなみにLTEモデルはステンレスモデルのみが提供されるとのこと。

「Galaxy Watch Active2」はいつ発売される?

Samsungによると「Galaxy Watch Active2」は9月6日から予約受付を開始し、9月27日より米国で発売予定とのこと。

価格は40mmが280ドルから。44mmモデルは300ドルから販売される予定。

 

[source Samsung]

 

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