ディスプレイ内指紋認証センサーと呼ばれる、ディスプレイに触れるだけで指紋認証を行うことができる技術が最近発売されるスマホには搭載されている。

「OnePlus 6T/7 Pro」のような光学式センサーを用いるディスプレイ内指紋認証や、「Galaxy S10」のような超音波式センサーによるディスプレイ内指紋認証等。センサー方式は違えどこれらの技術は全てOLED(有機EL)パネルでのみ実現可能な技術だった。

そのため、OLEDよりも安価に生産できるLCD(液晶)パネルではこの機能を搭載することができなかった。これは安価なミドルレンジモデルやエントリーモデルにディスプレイ内指紋認証センサーを搭載することが難しいことを意味する。

しかし、今年4月にFortsenseがLCDパネル用のディスプレイ内指紋認証センサーの開発に成功したことを明らかにしていたが、現在中国の大手ディスプレイメーカー「BOE Display Technology」が同じくLCDパネル用の指紋認証センサー開発に成功し、2019年末までに量産を開始する予定であることを明らかにしている。

BOEやFortsenseを除く複数メーカーがLCD用ディスプレイ内指紋認証センサーの開発に成功したことを発表しているが、これらの技術はすべて「Galaxy S10」のような超音波式ではなく光学式センサーを使用している。

OLEDパネルを搭載するモデルとLCDパネルを使用するモデルで、ディスプレイ内指紋認証の使用感がどれほど異なるのかとても興味深い。

 

[via GizmoChina]

この記事が気に入ったら
フォローしよう !

最新情報をお届け!