Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」、そして韓国などの一部地域でのみ販売される5G通信に対応する「Galaxy S10 5G」には他のスマホと比較して高いセキュリティを持つ認証方式が採用されている。

これらのスマホには一般的な光学式センサーを使用する指紋認証ではなく、より安全性の高い超音波センサーを使用する指紋認証が実装されている。上記に列挙した「Galaxy S10」モデルはディスプレイ中央下側をタップすることで指紋認証を行うことができる。

一般的な光学式センサーを使用するものと比較すると優れたセキュリティを持つことは間違いないが、Imgurユーザーのdarksharkによるとそれでも100%安全な方式ではないようだ。

「Galaxy S10」の超音波指紋認証が3Dプリントで認証突破できてしまう事実

Imgurユーザーのdarkshark氏によると「Galaxy S10」シリーズに搭載されている超音波センサーを使用するディスプレイ内指紋認証は3Dプリントされた指紋によって簡単にロックを解除することができてしまう可能性を指摘した。

上記の動画で同氏が使用している「3Dプリントされた指紋」、これを誰でもが用意することはできないが、少なくとも技術を持つ人であれば作成することができる。そしてこの方法でスマホのロックが解除できてしまうというのはやはりセキュリティとしてはまだまだ改善の余地があるということだ。

同氏によると3Dプリントされた指紋を作成するためにスマホを使ってワイングラスにつけた自分の指紋の写真を撮影。その後、Photoshopを使用して画像のコントラストを上げアルファマスクを作成してから3DS Maxで高さと奥行きの詳細を抽出したとのこと。

データが完成した後はAnyCubic Photon LCD樹脂プリンタを使用して作成した3D画像を印刷することで「3Dプリントされた指紋」を用意したとのこと。

確かに手間はかかるが悪意を持ってロックを解除しようと企む人達からすれば、「これだけで良いのか?」という程の手順。

Darkshark氏はこの3Dプリントされた指紋でロックを開場するには2~3回ほどの再トライを行う必要があるという。しかし、一度ロックが解除されるとこの3Dプリントされた指紋でも実際の指と変わらないほどスムーズにロックを解除することができてしまうようだ。

また、DSLRカメラを使用することで更に確度の高い3Dプリントされた指紋を作成することができるようだ。また、望遠レンズを使用することで別の部屋にいたとしてもグラスに付いた指紋等を盗むことができてしまう危うさを指摘している。

勿論、これらを誰でもが行えるわけではない。ここは強調しておきたい。

クアルコムとSamsungは今までの認証方式よりも高いセキュリティを持つ方式として超音波式の指紋認証をプッシュしている。しかし、同氏によれば「Galaxy S10」の指紋認証であってもユーザーが望む100%の安全は実現できていないということだ。

 

[source Darkshark/Imgur] 
[via SamMobile]

 

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