最近のスマホ、とにかくカメラが凄い。先日発表されたHuaweiの新型スマホ「P30 Pro」は5倍光学ズームを搭載しているらしい。また、OPPOも光学式10倍ではないものの、画像の劣化なしに10倍ズームを可能にする10倍ロスレスズーム技術をすでに発表しており、今後発売されるスマホへ搭載することを明らかにしている。

ズーム機能の向上だけでなく、最近のスマホは暗所での撮影にも強くなっている。特に昨年発売されたGoogleの「Pixel 3」シリーズでは暗所で撮影してもかなり明るく、綺麗に撮影することができる事が話題になった。

Samsungの新型スマホ「Galaxy S10」シリーズもカメラ機能は優れている。123度の超広角レンズや光学式2倍ズーム等。光学ズームに関してはHuaweiのものと比較すると劣るものの、撮影することのできる写真に品質は全く引けを取らない。

また、「Galaxy S10」シリーズも暗所での撮影に最適化した「Bright Night」と呼ばれる機能が搭載されている。しかし、この機能はGoogleの「Pixel 3」が持つ「Night Sight」のように独立した機能ではなく、カメラのAI機能「シーンオプティマイザー」が「Bright Night」で撮影するべき、と判断した場合に自動で適用される。

そのため、任意に「Bright Night」機能を発動することはできなかった。それでも搭載しているカメラセンサーが優秀なため、ある程度の暗さであればこの機能が発動していなくても明るく撮影できる。

とは言え「Bright Night」機能はGoogleの「Night Sight」と比較するとパフォーマンス面でも劣るのは事実。この点が「Galaxy S10」シリーズのカメラに関する不満点だった。

しかし、Samsung Greater Chinaの社長によると今後のアップデートで改善されるという。

「Galaxy S10」シリーズが「Bright Night」とは別の暗所撮影モードを実装へ

Samsung Greater Chinaの社長、Quan Guixian氏によると「Galaxy S10」シリーズは今後提供されるアップデートでGoogleの「Night Sight」モードに匹敵するパフォーマンスを持つ真のナイトモードを実装する予定だという。

これによって、Google「Pixel 3」のように暗所撮影モードとしていつでも撮影することができるようになる他、現在の「Bright Night」機能よりも優れたパフォーマンスを提供するという。

具体的にどのようなモード名になるのか、「Bright Night」や「Night Sight」と比較してどれ程パフォーマンスが異なるかは不明。

このアップデートがいつ提供されるかは不明だが、25W急速充電に対応するためのアップデートを「Galaxy S10」シリーズ向けに来月提供する予定であることを明らかにしているため、25W急速充電機能が提供されるタイミングでこのカメラ機能も実装される可能性はあるだろう。

ハードウェアを発売後に変更することはできないが、ソフトウェア的に発売後も強化していってくれるのはユーザーとしては非常に有り難い。今後の情報に期待したい。

 

[source IecUniverse] 
[via Softpedia]

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