2019年に発売されるフラッグシップモデルの多くはAppleとHuaweiを除いてクアルコムの「Snapdragon855」チップセットが搭載される予定。既に「Galaxy S10」やXiaomi「Mi9」等がこのチップセットを搭載するスマホとして公式に発表されている。

「Snapdragon855」単体では5G通信を実現することはできず、このチップセットと「Snapdragon X50」若しくは「Snapdragon X55」モデムを搭載することで、5G通信を実現し、2019年中にいくつかのOEMが5G通信に対応するモデルを投入していく予定だ。

わかりやすく言えば、「Snapdragon855」を搭載していても5G通信に対応しているモデルと、対応していないモデルが存在するということだ。現時点でチップセットに5Gモデムが内蔵されていないため、このような変種が生まれているのだが、クアルコムが先日発表した情報によると「Snapdragon855」の後継モデルは5Gモデムをチップセットに統合する予定だという。

「Snapdragon855」の後継モデルがこのように5Gモデムを内蔵するチップセットとして発売されるため、これまでの「Snapdragon 8◯◯」という命名規則を採用せずに、新しい命名規則を採用する可能性があるが、仮に「Snapdragon865」として発売されたとしよう。そうなると2020年に発売される「Snapdragon865」を搭載するスマホは5G通信に対応するということになる。(SD865搭載機は全て5Gに対応かな?認識に間違いがあれば申し訳ない。)

また、クアルコムとSamsungによると、「Snapdragon865」と呼ばれる可能性のある5Gモデムをチップセットに統合したチップセットを搭載する最初のスマホはSamsungになるという。

Samsungの例年の命名規則をそのまま踏襲すれば「Snapdragon865」を搭載する最初のスマホは「Galaxy S11」ということになる。ただし、Samsungの「Galaxy S」シリーズは「Galaxy S10」で終了にし、あたらな命名規則を採用することを検討していると伝えられているため、名称については不確かだ。また、「Snapdragon865」という名称もこれまでの命名規則を採用するのか、同様に全く新しい命名規則を採用するのかについては現時点で不明。

クアルコムはこの5Gモデムが統合されたチップセットを顧客へサンプリングを開始し、このチップセットは来年上半期に正式に発売される予定だ。これは、2019年夏に発売されクアッドカメラの搭載が期待されている「Galaxy Note10」がこのチップセットを搭載する可能性はないということだ。

これはこれまでも同様で、「Galaxy S9」に搭載されている「Snapdragon845」がそのまま「Galaxy Note9」にも搭載されている。今年も同様に「Galaxy Note10」は「Snapdragon855」を搭載するはずだ。

 

[source CNET] 
[via wccftech]

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