Samsungの「Galaxy S10」シリーズには3つのラインナップが存在する。5.8インチの「Galaxy S10e」、6.1インチの「Galaxy S10」、そしてラインナップで最も上位モデルに位置づけられる6.4インチの「Galaxy S10+」。

これら3つのモデルはどれも最新の機能が搭載されているが、5.8インチの「Galaxy S10e」には他のモデルが搭載するいくつかの機能が搭載されていない。これは他のモデルと比較して安価に販売することを可能にするためだ。基本的なスペック等は「Galaxy S10」や「Galaxy S10+」と変わらないため、機能やサイズ感次第では「Galaxy S10e」は購入候補になりえる魅力的なデバイスになるのではないだろうか。

さて、「Galaxy S10e」には搭載されず、「Galaxy S10」や「Galaxy S10+」には搭載される最も特徴的な機能の1つとして、クアルコムの超音波センサーを用いたディスプレイ内指紋認証機能がある。この機能は他の光学式センサーを用いてディスプレイ内指紋認証機能を搭載しているスマホと比較して、より精度やスピードに優れたものになると言われている。

しかし、この機能は超音波センサーを使用するが故に、ディスプレイ保護フィルムや保護ガラスを装着しているとうまく機能しないのではないかという懸念が上がっていた。以前リークされた「Galaxy S10」の実機動画では指紋認証部分だけ保護フィルムがはられていないというセンスの欠片もない保護フィルムが映されていた。

そのため、「Galaxy S10」や「Galaxy S10+」でディスプレイ内指紋認証機能を使用するにはディスプレイ保護フィルムを貼れないのかと言われていたが、現在Samsung公式のディスプレイ保護フィルムがリークされており、これまでの懸念が不要であることを明らかにしている。

Samsung公式のディスプレイ保護フィルムなら指紋認証は問題なさそう

上記画像が実際にリークされたSamsung公式のディスプレイ保護フィルム。左から「Galaxy S10e」「Galaxy S10」「Galaxy S10+」に対応している。

この画像を見てわかることは、明らかに指紋認証センサーが搭載されているディスプレイ中央下側も問題なく覆われているということだ。以前見たものは指紋認証センサーの部分だけが保護されていないデザインになっていた。Samsungの「Galaxy S10」シリーズ最大の機能1つとなるディスプレイ指紋認証をSamsung公式アクセサリーを使用すると使用できません。こんなバカげたことはまずありえないだろう。

そのことから、少なくともSamsung公式のディスプレイ保護フィルムであれば装着していてもディスプレイ内指紋認証は機能すると考えていいだろう。

ただし、サードパーティ製のディスプレイ保護フィルムや、保護フィルムよりも保護性能に優れた強化ガラス等では反応しない可能性がある。前者に関しては対応!と銘打って売られると思われるが、強化ガラスに関しては難しいかもしれないなと考えている。これについては発表後のサードパーティ製メーカーの動きを待ったほうがいいだろう。

 

また、これは昨年末に出た情報だが、Samsungは「Galaxy S10」本体にディスプレイ保護フィルムをプリインストールしている、つまり最初から保護フィルムが貼られている状態で発送する可能性があるという。これに関しては実際に発送されるまでわからないが、Huawei等は以前よりディスプレイ保護フィルムを装着した状態で発送しているため、可能性はあるのではないだろうか。

明日行われる発表イベントでこの点について触れられるかはわからないが、まずは公式発表を楽しみにしたいと思う。

 

[source WinFuture/Twitter] 
[via SamMobile]

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