Googleの「Pixel 3」シリーズは2018年に発売されたフラッグシップモデルで、優れたカメラ品質をユーザーに提供することで好評だ。2018年に発売されたフラッグシップモデルの多くにはクアルコムの「Snapdragon845」を搭載しており、「Pixel 3」も同様のチップセットを搭載していた。

2019年に発売されるチップセットにはこの「Snapdragon845」の後継チップセットとしてクアルコム初の7nmプロセスを採用する「Snapdragon855」が搭載される予定だ。既に来月発表が予定されているSamsungの「Galaxy S10」や、Xiaomiの「Mi9」等いくつかのモデルがベンチマーク上で発見され、「Snapdragon855」を搭載していることが確認されている。

それは今年Googleが発売する予定のフラッグシップモデルにも「Snapdragon855」を搭載する可能性が高いということだが、現在Googleの次期フラッグシップモデルと思われるデバイスがベンチマークのGeekbench上から発見されている。

Googleの次期フラッグシップモデルのコードネームは「coral」で「Snapdragon855」を搭載か

上記画像が実際にGeekbench上で発見されているGoogleの未発表のデバイス。名称は「coral」と名付けられており、Google内部でこのデバイスは「Coral」という名称で認識されていることが分かる。また、「Snapdragon855」を搭載しており、実際のベンチマークスコアはシングルコアが3,296、マルチコアが9,235だ。

Googleのフラッグシップモデルには通常、その時点で最新のOSが搭載される。昨年発売された「Pixel 3」シリーズには「Android 9.0 Pie」が搭載されていたため、今年のフラッグシップモデルにも新しいOSが搭載されるはずだ。その証拠として、Geekbench上で発見された「Coral」と呼ばれるデバイスは「Android Pie」の後継OS「Androi Q」で動作していることが確認できる。現時点で「Android Q」は発表されていないため、「Q」が何を指すかは不明。ただし最新のOSで実行されていることは明らかだ。(Android Pieも発表前はAndroid Pと呼ばれていた)

また、デバイスには6GBのメモリが搭載されているようだ。昨年の「Pixel 3」と「Pixel 3XL」は4GBのメモリしか搭載しておらず、少ないのではないかと多くのユーザーから批判されており、実際にメモリ不足が原因と思われる不具合も報告されていた。(現在は修正済み)それがこの発見されたデバイスでは少なくとも6GBのメモリを搭載するモデルが存在することを示唆している。

Googleのフラッグシップモデルは通常「Pixel ◯」と名付けられる傾向にあり、昨年のフラッグシップモデルも「Pixel 3」と名付けられていたことから、今年のフラッグシップモデルもナンバリング通りであれば「Pixel 4」と呼ばれるだろう。

今回発見されたデバイスがGoogleの次期スマホ「Pixel 4」かどうかは現時点で不明だが、フラッグシップモデルに搭載されるチップセット「Snapdragon855」を搭載していることやGoogleの最新OS「Android Q」を搭載していることから可能性としては十分ありえるだろう。今後の情報に期待したい。

 

[source Geekbench] 
[via GSMArena]

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