Samsungは来月20日に新型スマホ「Galaxy S10」を発表する予定で、このスマホは昨年の不調を乗り越えるために多くの新技術が搭載されると言われていることもあり、昨年以上に期待が高まっている。特徴的な機能だけでなく、内部スペック面も大幅に向上することが期待されており、チップセットにはクアルコムの「Snapdragon855」かSamsungの「Exynos9820」が搭載される予定だ。

Samsungは1年のはじめに「Galaxy S」シリーズの新作を発売し、夏頃に「Galaxy Note」シリーズの新作を発売する。これらの異なるシリーズは機能面では様々な違いがあるもののスペック自体は共通になることが多かった。しかし、最新の情報によると今年は異なるかもしれないという。

「Galaxy S10」と「Galaxy Note10」では異なるチップセットを搭載する可能性

Samsungのこれまでの慣習通りであれば、「Galaxy S10」と夏頃に発売される「Galaxy Note10」では同じチップセットを搭載することになるため、「Galaxy Note10」も「Snapdragon855」か「Exynos9820」が搭載される可能性が高い。

しかし、様々なガジェットに関するリークを早期に行うことで有名なIce Universeによると、Samsungは2019年下半期に「Exynos9825」と呼ばれる新しいチップセットを発表する可能性が高いという。同氏はこのチップセットが「Galaxy Note10」に搭載するとは伝えていないものの、チップセットの名前から「Exynos9820」の改善モデルになることが予想される。

Samsungのチップセットは今年のモデルが「Exynos9820」、現行「Galaxy S9」に搭載されている昨年のチップセットが「Exynos9810」だ。そのため、Samsungが2020年に発表するチップセットはこれまでのナンバリングから「Exynos9830」になる可能性が高い。来年の「Galaxy S11」(仮称)には「Exynos9830」が搭載される可能性が高い。

そのため、「Exynos9825」が2019年下半期に発表されるとすれば、搭載が期待できるデバイスは自然と「Galaxy Note10」になってくるのだ。「Exynos9825」が実際に発表されるのかすら不明だが、実際に発表されるのであれば、基本的な構成は「Exynos9820」と同じで、パフォーマンスや消費電力等が改善されるのではないかと思われる。

「Exynos9820」が8nmプロセスで製造されていることから、「Exynos9825」も同じプロセスを採用するか、可能性として7nmプロセスを採用する可能性もあるだろう。これまでのベンチマークから「Exynos9820」が既に7nmプロセスを採用する「Snapdargon855」よりもややパフォーマンスに劣る可能性が高いことが分かっている。これを補うチップセットになる可能性はある。

Ice Universeは様々な情報を早期に伝えることで知られているが、同時に誤報もそこそこあるというのが正直なところ。またリーク界隈ではソースを示さないことからやや嫌悪されている節もあるため、いつものように参考程度に留めておくことをおすすめする。

まずは、Samsungが2月20日に発表する新しいスマホに注目・期待したい。

[source Weibo] 
[via GizmoChina]

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