Samsungは2018年思うようにスマホのシェアを伸ばすことができず苦しんでいると多くのメディアが伝えているが、Samsungが今年新しい戦略として最新技術を優先的にミドルレンジモデルに搭載していくというものがある。その証拠として2018年後半に発売されている多くのミドルレンジモデルにはこれまでフラッグシップモデルにも搭載されていないいくつかの機能や多くのカメラを搭載したり等、様々な工夫を講じていると感じる。

実際に2018年後半に発売された「Galaxy A7」にはトリプルカメラや側面指紋認証センサーが、「Galaxy A9」には驚異のクアッドカメラの搭載、そして以前発売された「Galaxy A8s」には「Galaxy S10」へに搭載が確実視されている「Infinity-O」ディスプレイが搭載された。多くの新しい技術を搭載し始めたことによって今後シェアを伸ばすことができるかどうか様子を見る必要があるが、Samsungが新しく開発しているミドルレンジモデル「Galaxy A10」に関する新しい情報が入ってきている。

「Galaxy A10」についに「ディスプレイ内指紋認証」機能を搭載か

@MMDDJ_からの情報によるとSamsungは「Galaxy A10」にUDFS機能が搭載される可能性があることが示唆されている。ディスプレイ内指紋認証機能のことを業界では一般的にFoD(Fingerprint on Display)やUDFS(恐らくUnderDisplay Fingerprint Sensor)と呼ばれるようになっているため、上記ツイートから「Galaxy A10」へこの機能が搭載されることが示唆していると考えることができる。

執筆時点(12/28)でSamsungのスマホでディスプレイ内指紋認証機能を搭載しているデバイスは存在しておらず、2019年2月に発表が期待されているフラッグシップモデル「Galaxy S10」への搭載が期待されている。「Galaxy S10」シリーズに搭載されるこの技術はクアルコムの超音波センサーを用いて実現されると言われているが、「Galaxy A10」が安価に生産できる光学式センサーを用いるのかクアルコムの超音波センサーを用いるのかは不明だが、ミドルレンジモデルと価格を意識したモデルになると予想されることから光学式のものである可能性が高い。また、実際にSamsungは光学式のディスプレイ内指紋認証センサーに関する特許を提出している。(この特許がGalaxyS10のものである可能性も0ではない)

また、「Galaxy A10」に関する情報はまだまだ少ないが既に「Galaxy A8s」に「Infinity-O」技術が採用されていることから「Galaxy A10」においても以前発表された4つのディスプレイ技術のどれかが使用されるのではないかと思われる。「Galaxy A10」がディスプレイ内指紋認証センサーを搭載するという情報を含め、初期段階のリークであるため今後の情報に注意したい。

[via SlashGear]

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