NVIDIAがGamescom2018で発表した最新のゲーミンググラボとなる「RTX2000」シリーズの最も特徴的な機能は言わずもがなリアルタイムレイトレーシング機能だ。

リアルタイムレイトレーシングとは、簡単に言うと今まで難しかった光や影の描写をよりリアルにできるようになるものだ。

RTXシリーズに搭載されているアーキテクチャ「Turing」はこれを初めて実現する。

Gamescom2018でNVIDIAはこのリアルタイムレイトレーシング機能によってゲームがどう変わるのかデモを見せてくれた。

10月の発売が予定されている「バトルフィールド5」はこのリアルタイムレイトレーシング機能に対応することが明らかにされており、同時に見ることのできたデモ映像は確かにとても綺麗だった。

この動画は「バトルフィールド5」を用いてリアルタイムレイトレーシングによる様々な光の反射等を見せてくれている。

「RTX2080」シリーズに搭載されるリアルタイムレイトレーシング機能は当然負荷のかかる作業になるため、ユーザーが機能のオン/オフを設定できるようになるという。

動画でも、リアルタイムレイトレーシング機能のオンの時とオフの時の違いを見せてくれるので、実際にどういった変化が起こるのか分かりやすい。

車や地面に映し出される炎の反射は確かに圧倒的にリアルになっている。

このリアルタイムレイトレーシング機能は使い所を間違えなければ、魅力的な機能になるのは間違いないはずだ。

ストーリーゲーム等においては、この機能は化けるかもしれないが、FPS等の競技性を重視するゲームでは基本的にはオフになりそうだ。

勿論、フラグムービーなどの一部用途ではかなり綺麗な映像を撮ることができそうだが。

Gamescom2018で発表されたリアルタイムレイトレーシングに対応するグラボは「RTX2080Ti」、「RTX2080」、「RTX2070」だ。

実際のゲームパフォーマンスについては900シリーズから1000シリーズを見たときのような劇的な変化はないかもしれないが、少なくともパフォーマンスは向上していると見られており(ベンチマークが出るまでは不透明)、面白いシリーズにはなりそうだ。

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